旧武蔵小金井電車区で休む中央線のE233系10両編成。基地内は12両分のスペースがある(撮影:大野 雅人) 2020年のサービス開始を目指していた中央線グリーン車導入を「数年程度延期する」とJR東日本が発表してから、1年がたとうとしている。 中央線グリーン車導入計画は、JR東日本が2015年2月にその概要を明らかにし、その2年後の17年3月にサービス開始時期の延期を発表した。 20年度までには間に合わないと判断した昨年の発表から1年。グリーン車を導入する区間の駅やホームを見ると、12両化へ向けた目立った準備はない。 5年前後の間で、駅やホームなどのインフラ側をどう変えるか。耐震補強工事や駅舎改良工事が進む御茶ノ水駅では、ホーム延伸準備などは確認できなかった。