MSRAのある北京市海淀区中関村は、「(深センと並んで)中国のシリコンバレー」と呼ばれることもあるほどIT企業や大学が密集しており、こうしたスタートアップの盛り上がりを受け、街の一角のかつてはレストランが並んでいた通りを改造する形で「Inno Way」と名付け、スタートアップや投資家らが集まる一大産業エリアにしようとしている。
こじゃれたオープンカフェで、人々がPCやタブレットを持ち寄って作業したり情報交換したりする姿は、まさにシリコンバレーを意識したものだろう。
かつてはこの周辺に秋葉原のような電脳街も存在したが、現在ではAlibabaの提供するオンライン通販「Taobao」が市場を席巻したこともあり、ビルがほとんど閉鎖されるなど、ある意味で日本や米国よりもダイナミックに市場が動いている。
かつての電脳街からスタートアップの集積地へと目まぐるしく変化する中関村のエリアで、MSRAは最新ITの基礎技術研究とともに、こうしたスタートアップとの連携や支援で大きな役割を果たそうとしている。
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