3月4日、日本航空と全日本空輸(ANA)は、欧州路線の運航をロシア上空を通過しないルートに変更するとそれぞれ発表した。写真はベルリン上空の飛行機雲。2020年4月撮影(2022年 ロイター/Annegret Hilse) [東京 4日 ロイター] - 日本航空と全日本空輸(ANA)は4日、欧州路線の運航をロシア上空を通過しないルートに変更するとそれぞれ発表した。ロシアは欧州の航空会社が領空を飛行するのを禁止する一方、日本の航空会社は対象から外している。 ANAは6─10日の運航をすべて中央アジアルートに、JALは4日から北回り迂回ルートに変更する JALは、機材故障など緊急時に着陸が必要になった際に、ロシアでは経済制裁の影響で部品調達に懸念があるためとしている。飛行時間は往路が2─3時間、復路が約4時間長くなる。旅客、貨物とも運賃に変更はない。今後の運航方針は1週間単位で検討する。