昨年の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)に対し、あたかも"くさす"メディアが少なくありません。また先日、『NHK紅白歌合戦』の過去の司会担当者が同種の発言をラジオで行っていたようです。しかしそのような論調には主にふたつのポイントがあり、そのどちらにも異を唱えないといけないと感じています。 (個人的な違和感を記すならば、主に前半に登場した歌手の歌唱時間の短さの一方でSDGs紹介等に長尺が割かれたことがひとつ。そして司会の方によるパフォーマンス後の歌手への賛辞において語彙が多くないことや、その司会の方がいじられることを面白がる風潮にも。いじる/いじられに関しては、その演出手法が司会を著名にしたきっかけであれ、そういう笑いが今も日本の風潮だと世界に示した点に引っ掛かりを覚えます。) 一部メディアが紅白を非難する要因として掲げているのが視聴率、そして演歌歌謡曲の少なさでした。視聴率においては、