イエメン首都サヌア北西のアブスで太陽光発電所を運営するイマン・ハディさん率いる女性グループ(2021年3月9日撮影)。(c)AFP 【4月25日 AFP】イエメンで10人の女性が、周囲から冷ややかな目で見られながら、ひるむことなく地元の村に電気をもたらすという先駆的な取り組みを実現した。イマン・ハディ(Iman Hadi)さん(36)と仲間の女性たちは今、戦禍で荒廃した国内各地に太陽光発電を利用したマイクログリッド(小規模発電網)を拡大する夢を抱いている。 イエメンは、壊滅的な内戦によって大半のインフラが破壊され、国民は飢えと貧困に苦しんでいる。 ハディさんは2019年から、首都サヌア北西に位置し、反政府武装勢力が掌握するアブス(Abs)で「フレンズ・オブ・エンバイロメント発電所(Friends of the Environment Station)」を女性のみで運営している。太陽光パネル