小型風力発電設備の製造・販売などを手掛けるWinPower(ウインパワー)社(東京都千代田区)は、同社の販売する出力19.8kWの小型風力発電システム「GHRE19.8J」への発注申し込みが2016年1月現在で1000件を超えていることを明らかにした。 出力20kW未満の風力発電設備に関しては、固定価格買取制度(FIT)による買取価格が55円/kWh(税別)と、現在、最も高い単価になっており、2017年度も同じ単価が維持される見込み。FITを利用した導入量は2016年9月末時点で959kW(88件)に過ぎないが、設備認定量は同月末で約31.9MW(1790件)に達している。 太陽光の買取価格が年々低下し、来年度以降、20kW以上の大型風力の買取価格も下がる見込みのなか、55円/kWhを維持されている小型風力の投資収益性が相対的に高まっており、ここにきて、設備認定が急増している。 20kW未