米EV(電気自動車)ベンチャーのテスラ・モーターズが日本で販売店の展開を始める。高級スポーツカーに加えて、価格が約半分のセダンの投入も準備する。トヨタ自動車やパナソニックと提携。業界構造を激変させる可能性を秘める。 自動車業界の異端児が、EV(電気自動車)で旋風を巻き起こしている。 米EVベンチャーのテスラ・モーターズ。今年5月にトヨタ自動車と提携し、EVの共同開発に踏み切った。これに先立つ今年1月には、パナソニックとEV向けリチウムイオン電池の開発で提携。さらに独ダイムラーの小型車「スマート」のEVタイプにも、テスラが電池パックを供給している。 業界のリーダーと次々に手を組むだけではない。米国、欧州に続いて日本でもいよいよ販売店の展開に乗り出す。1号店は東京都港区青山で開店準備が進んでおり、オープンは秒読みだ。 既に先行してスポーツカーのEV、「ロードスター」の試乗会を開催し、販売を始め