豊田通商はこのほど、福岡県のトヨタ系工場で水素エネルギーを発生させて工場内で活用する計画が始動したことを発表した。 今回の計画は経済産業省の補助事業を活用し、福岡県やトヨタ自動車九州、九電テクノシステムズなど各社の協力によるもの。トヨタ自動車九州宮田工場において、太陽光発電のエネルギーを使って水素を製造し、同工場に設置される燃料電池フォークリフトや定置用燃料電池に利用する計画。 太陽光発電に余剰が出た場合は、工場内で電力として使用し電力使用量の削減を図るほか、新計画では従来の電動フォークリフト利用の場合と比較してCO2排出量半減が可能になるという。 宮田工場は来年3月の運転開始に向けて、太陽光発電装置、水素製造と貯蔵などの供給システム、燃料電池フォークリフトを導入する。豊田通商の発表によると、これは太陽光発電で水素を得て工場の燃料電池フォークリフトに利用する、全国で初めての取り組みだという