IoT機器の“技適”が2020年4月から変わる。セキュリティ対策としてアクセス制御機能やアップデート機能などが必須化する。IoT機器ベンダーはどのように対応すればいいのか、注意すべきポイントをまとめた。 IoT機器の技術基準適合認定、いわゆる“技適”の基準が変わる。「端末設備等規則及び電気通信主任技術者規則の一部を改正する省令(平成31年総務省令第12号)」が公布され、2020年4月1日から施行されるためだ。端的に言えば、IoT機器にセキュリティ対策機能の実装が必須になった。 背景にDDoS攻撃「我々が特に注目しているのは、IoT機器の大量感染による大量のDDoS攻撃だ」。改正の背景について、総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 電気通信技術システム課 課長補佐の影井敬義氏はこう説明する。 総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 電気通信技術システム課 課長補佐 影井敬義氏 IoT機器が