業界別に見ると、脆弱性のあるFreeBSDを使っている業界はエンターテインメント、ヘルスケア(医療)、政府機関の順に多く、Nucleus RTOSはヘルスケアが筆頭を占める。セキュリティ企業のMalwarebytesは医療機関への影響について、「今回の脆弱性で最も不安が大きいのは、既に多大な圧力にさらされ、サイバー攻撃の標的にされている業界だ」と指摘する。 対策として、FreeBSDやNucleus NETの脆弱性修正パッチが公開されたほか、こうしたソフトウェアを使っているデバイスのメーカーからも顧客向けにアップデートが提供される見通し。 ただ、「デバイスにパッチを当てることが必ずしも可能とは限らず、必要とされる労力はそのデバイスが標準的なITサーバなのかIoTデバイスなのかによって大きく異なる」とForescoutは言う。 IoT機器の場合、どのTCP/IPスタックが使われているのかがユ