九州電力の通信子会社QTnet(福岡市)のデータセンター(DC)で2019年11月23日に発生した障害の影響が長引いている。日本気象協会が地方自治体向けに提供する防災情報のメール配信サービスが、1週間近くたつ2019年11月29日時点でまだ全面復旧していないことが日経 xTECHの取材で明らかになった。 復旧作業が続いているのは、地域ごとの防災情報のほか自治体が発信したい行政情報などを日本気象協会が自治体から受託し、登録した市民にメールで配信するサービス。契約している自治体は数十あるという。メール配信サーバーや配信先の市民のデータベースなどをQTnetのDCに置いており、11月23日のDC障害とともにサービスが止まっていた。