ツイッターの名前が「X」に変わり、おなじみだった青い鳥もいなくなってしまった。SNSの代表格で、とりわけ日本で愛されたツイッターとはいったい何だったのか。ツイッターをサービス開始初期から使い、インフルエンサーの一人でもあったnoteプロデューサーの徳力基彦さんに聞いた。 「ツイッターの空気を悪くした」ロジック変更と極端なバズ ――ブランド名とロゴの変更が発表されると、「さようならツイッター、今まで本当にありがとう。君がいなければ、ぼくの今の人生はなかったよ。」と題した長文をnoteに投稿されました。 「16年使ってきた人間からすると本当に残念です。インターネットの初期の頃、一般の人がネットでつながることで新しいものが生み出される『集合知』への期待がありました。残念ながら、ライターの中川淳一郎さんが著書『ウェブはバカと暇人のもの』で指摘されたように、そうした理想通りにはなっていません。そんな