【7月10日 AFP】ギリシャの中道右派・新民主主義党(ND)政権が今月、一部の企業に週6日勤務制を導入したのを受け、最大野党・急進左派連合(SYRIZA)は9日、「恥ずべきこと」だと非難した。 ギリシャは金融危機に見舞われた2000年代後半、より明るい未来を求めて若者が国外に流出。以来、熟練労働者が不足している。 欧州諸国の多くで生産性を向上させるため週4日勤務制が議論される中、週6日勤務制導入という時流に逆行する措置は、国内外から関心を集めている。 急進左派連合の広報担当、ブーラ・ケハギア(Voula Kehagia)氏は「こうした措置は容認できない。政府は、この政策には結果が伴うことを理解しなければならない」と民放スカイTVで指摘。「他国にも嘲笑されている」とし、「国辱だ」と激しく批判した 週6日勤務制は、週7日、1日24時間稼働している一部の企業にのみ適用され、週の6日目の労働には