羽田空港で起きた航空機の衝突事故から1月2日で1年です。 事故は、旅客機の乗客乗員379人全員が脱出して「奇跡」とも言われましたが、医療関係者がどの程度、緊急参集するかの目安となる「アラートレベル」を国土交通省が決定するまでに40分余りかかるなど、初動に多くの課題があったことがわかりました。 目次 “医療関係者の緊急参集 決定に遅れ”初動対応に課題 「アラートレベル」医療関係者 参集の目安 去年1月2日に羽田空港で起きた事故では、海上保安庁の航空機と日本航空の旅客機が衝突して炎上し、保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。また、旅客機の乗客乗員379人全員が緊急脱出し、乗客17人が医療機関を受診しました。 事故の初動対応についてNHKが取材したところ、医療関係者がどの程度、緊急参集するかの目安となる「アラートレベル」を国土交通省が決定したのは、事故が起きた午後5時47分から44分後の午後