【読売新聞】 石川県能登町の海沿いに設置された巨大なスルメイカのモニュメント「イカキング」は、能登半島地震で津波に遭ったが、ほぼ無傷で残った。併設する観光施設は今月中に営業を再開する予定で、関係者は「復興の支えに」と期待を寄せている
震災についてポジティブな記事を発信できるからか、マスメディアも好意的な受け止めだ。イカキングは、2,740万円の総事業費のうち2,500万円は新型コロナウイルス対応として国が地方に配った2020年度の地方創生臨時交付金で作られている。 ムダ遣いとの批判が殺到したが、世界中に笑い物にされた能登町は「経済効果」なるものを6億円と算出し、批判を弾き返した格好となっている。しかし、その実態をきちんと見れば、その効果はデタラメなものであることがわかる。 莫大な税金を投入しなくてはいけない国家的なイベントがあると「経済効果」なるものが発表される。しかし、この経済効果について、アカデミズムの世界では「眉唾」と指摘をよく受けている。 要するに、ありもしない経済効果を積み重ね、実際には起きるネガティブな効果を無視して算出される「経済効果」は、ほとんど信じることはできないということだ。 大阪万博から見るイベン
能登半島地震により津波の被害を受けた能登町越坂(おっさか)の「イカの駅つくモール」にある「イカキング」が被害を免れたことが分かった。 少し寂しそうにも見える被害を免れたイカキング イカキングは石川県能登町で盛んなイカ漁をPRするため、同町にある「のと九十九湾観光交流センター(イカの駅つくモール)」に2021年3月末に設置された全長13メートル、幅9メートルの巨大なスルメイカのモニュメント。 イカキングのX公式アカウント(@ikaking0620)は1月20日、イカキングの写真とともに「津波が迎えに来ましたが、海には帰らず、いつもの場所に居ます。奥能登が好きだから。」と投稿。「これからも奥能登を元気にするぞ」と決意を新たに再建に向けての意気込みをコメントしている。 「イカの駅つくモール」は地震発生後の津波の被害にあい、店内が浸水するなど再開のめどはたっていない。施設の建物は比較的新しかったこ
能登町は29日、同町越坂(おっさか)の観光交流施設「イカの駅つくモール」で昨年4月に完成したスルメイカのモニュメント「イカキング」について、石川県内での経済効果は約6億円、宣伝効果は約18億円だったと発表した。整備を巡っては財源に国が新型コロナ対策で配分した交付金を充てたことに一部から疑問の声が出ていた。経済効果は制作費約2700万円の約22倍に上り、大森凡世町長は「予想以上に効果があった。プラス効果が持続するよう努めたい」と述べた。 イカキングは全長13メートル、高さ4メートル、重さ約5トンで、ピンク色の体に10本の足が付いている。制作費のうち、9割超の2500万円を国の地方創生臨時交付金で賄った。町の公募に応じた経営コンサルタント白尾敏朗さん(27)=東京=が無報酬で経済効果を算出していた。 町と白尾さんはイカの駅で今年6~8月、来場した理由と支出額を尋ねるアンケートを実施。1125人
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