北海道で起きた大規模な停電を検証する第三者委員会の2回目の会合が開かれ、ブラックアウトから復旧までの時間が設備の不具合で2時間半程度、遅れたものの、明らかな人為的ミスは確認できないという評価が出されました。 ただ、北海道電力に明らかな人為的ミスは確認できないという説明があり、委員も予見するのは難しいとして、復旧作業は適切だったと評価しました。 また、再発防止策も議論され、今回のように発電量が急激に低下した際に、需給のバランスをとるために停電させる「強制停電」の規模が小さかったことが、大規模停電につながったとして、これまでより2割程度、拡大すべきだということを確認しました。 会合のあと、委員長を務める東京大学大学院の横山明彦教授は「復旧はマニュアルに沿って実施され、北海道電力の対応に問題はなかったと考えている。今回のようなブラックアウトに備えてどこまで対策を取るかは、電気料金にも関わるので、