人が緊張によって心理的なストレスを感じると皮膚から独特のにおい「ストレス臭」が出ることが、大手化粧品メーカーの研究でわかりました。ネギやニラのにおいに似ているということです。 それによりますと、20代から70代の男女、およそ500人に、初対面のインタビューアーが暗算問題を出すなど心理的なストレスをかけたところ、強い緊張感のあった人ほど、皮膚から独特のにおいがあるガスが出ていたことがわかったということです。 化粧品メーカーは、このガスのにおいを「ストレス臭」と名付けました。 「ストレス臭」には個人差がありますが、硫黄化合物のようなにおいで、ネギやニラに似ているということです。 また、他人の「ストレス臭」を嗅ぐと、疲労感などを感じやすくなることもわかったとしています。 資生堂は平成11年に、年齢を重ねることで生じる「加齢臭」を発見していて、今回の研究結果も新商品の開発と販売につなげたい考えです