京都の北野天満宮で、神職と比叡山延暦寺の僧侶が一緒に疫病退散などを願う神仏習合の儀式「北野御霊会(きたのごりょうえ)」が行われ、新型コロナウイルスの終息を祈願しました。 京都市上京区にある北野天満宮の「北野御霊会」は1000年以上前に始まったとされる神仏習合の儀式で、応仁の乱以降途絶えていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けておととし、およそ550年ぶりに再興されました。 4日は、本殿に北野天満宮の神職と比叡山延暦寺の僧侶、合わせておよそ30人が集まり、はじめに北野天満宮の橘重十九宮司が祝詞を上げました。 続いて、僧侶が法華経などを読み上げながら、はすの花に見立てた紙をまく、「法華三昧(ほっけざんまい)」と呼ばれる法要を奉納しました。 このあと、延暦寺の佐々木光澄大僧正らが玉串をささげ、神道と仏教が一緒になって新型コロナウイルスの終息や世界平和を祈願しました。
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