プロ野球選手の再生に手腕を発揮した東北楽天ゴールデンイーグルスの前監督、野村克也氏が24日の自民党大会で政権奪還への心構えを“指導”した。 「監督業は気付かせ業だ」と、楽天の山崎武司選手や鉄平選手を例に、状況を考えてプレーするよう促したことが近年の活躍に結びついたと強調。「負けに不思議の負けなし。みんな負けて反省するが、勝ってあまり反省しない。そこに皆さんの落とし穴があったのではないか」と指摘すると、会場から笑いが起きた。 クライマックスシリーズに進出しながら監督退任となったことへのぼやきも交えながら約10分間講演した野村氏は最後に「皆さんは巨人の心境でいたと思うが、上に立てば足を引っ張るやつがいる。捲土(けんど)重来頑張ってください」と激励した。