リスクをゼロにはできないけれど、ある程度のリスクを認容して、実現可能な複数の対策をたてていくというのが戦略。
Risk Reduction, Harm Reductionという、リスクをゼロか百ではなく、スケールで考える方法です。
HIV感染症の対策で、政治的にすっきりきこえのよいのは禁欲です。(ブッシュ前大統領はここが中心)
若年層のある一時期には有効ですが、人間の生活・一生における健康管 . . . 本文を読む
先日、Googleの藤井さんという方がお話しするセミナーにでかけました。
「(IT関連なので)日本語がわかるかな」という不安を抱え、とりあえず中心真ん中の席にすわりました。
周囲を見渡すと・・・・ううむiPhone率高し。
講義がはじまると、パチャパチャ音多し(皆がメモをPC等でとる)
おじさん&マニアックな人ばかり。
会話になったらついていけないとおもい名刺交換会には出ないでそそくさ帰りました . . . 本文を読む
インフルエンザ流行(騒ぎ)が落ち着くにつれて、インフ関連本は本屋の平積みから姿を消しつつあります。騒いだ人はたくさんいましたが、お金を出して自分で考える作業までした人はそう多くないかもしれません。
思考停止は感染症対策で一番こわいんですけどね(これまたリスコミ課題のひとつ)、
2009年のA/H1N1はこの程度ですみましたし、振り返りデータはデータをもっているところからしかでてきません。
今回 . . . 本文を読む
先週Taro先生にいただいた特派員便りです。 相変わらず濃い毎日ですね。
米国のFoodborneの話は対策・システムの規模がちがいます。
流通の発達した昨今はすぐに広域アウトブレイクになるリスクがあります。
一人のドクターが「同じような症状の人、他からも報告きていない?」と公衆衛生部門に電話してはじまる調査が多数あるそうです。
日本は報告された感染症の動向について、自治体ごとのシステムの壁 . . . 本文を読む
内閣府に食品安全委員会という組織があり、感染症関連の話題も扱われています。
http://www.fsc.go.jp/
定期的に出されている報告書「微生物・ウイルス評価書 鶏肉中のカンピロバクター・ジェジュニ/コリ」のなかで、鶏肉の生食をする人はしない人と比較してカンピロバクターの食中毒になるリスクが72倍という数字があり、メディアでも報道されています。
http://www.cabrain.n . . . 本文を読む
国内でも梅毒は2004年から増加に転じて、かなりのスピードで広がっている印象がありますが、TBSで梅毒やペニシリンの話題を扱うドラマが人気、、、と(NHKのひとに)教えてもらいました。
自宅にTVがないのでYouTubeでちら見。
フィクションですが、人気番組だったそうです。
このドラマを見て知恵袋に2009年11月に寄せられた一般の人の梅毒とペニシリンについての質問・回答をのぞいてみると・・ . . . 本文を読む
センター試験の会場マニュアルやコンセプトが他の大学の会場運営・準備に影響をもたらしています。
たとえば「インフォームドコンセント」。
・・・試験のインフォームドコンセントってなんじゃらほい、ですが。
1「体調に問題がない人」の部屋 ここがマジョリティ。今年はさらに、
2「新型含むインフルと診断されて5日以内の人」の部屋
3「インフル症状っぽいが診断はされていない人」の部屋
がもうけけられ . . . 本文を読む
臨床の人にとってぐっとくるタイトルですね。こういった視点で地域の勉強会を企画するのもとてもよいのではないかとおもいます。基礎の話も、臨床の話も、情報としては貴重ですが、それはいったい何のため?という軸が大切だからです。
今週末、第21回日本臨床微生物学会が東京で開催され、そのプログラムの中にこのケースカンファレンスが予定されています。
他にも面白そうなプログラムがあります。
http://www . . . 本文を読む
先日、ひょんな事で編集部員の仕事のお供で信州大学に伺いました。信州大学病院内で会合があるという事でしたので、ついでにクラスメートで解剖学教室の教授になっている佐々木先生を訪ねました。
訪問を予告して行くと、相手の行動を束縛する事になるので、いつも自分の訪問は突然です。突然に伺い、在室ならば話し、留守ならば置き手紙をしてくるのが自分の行動様式です。
幸い、土曜日の午後という人が居ない筈の静まりか . . . 本文を読む
青木編集長は米国出張のたびに戦争分析ジャンルの本を買って帰るそうです。
公文書が公開されたびにその検証本が出るので、戦争や社会の見方が大きくかわったりする読書なのだそうです。
・・・(--;)英語でそんなテーマの本を読んだら疲れそうです・・。
「戦略」と「戦術」のちがい、などをひととおりかじったあとにたどりついた一つの結論。
戦闘機や武器の分析はよくわからないけれど、文化人類学的にはいろいろ興 . . . 本文を読む