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はてなキーワード: 情報強者とは

2024-11-26

エアコンは安い方がいいというフィルターバブル

https://anond.hatelabo.jp/20241125231458

うそう、エアコンは安い方がいいよね〜!

んなわけあるか!!!

COP/AFP効率)を無視するんじゃない

エアコンなんだから運用コスト無視できない。

安いエアコンは総じてエネルギーあたりの冷暖房性能が低いのだ。

使用状況にもよるが、その差は年間1万円を超えることもある。

エアコン寿命10前後

本当にその低効率エアコンが「買って、使って、捨てるまでのコスト」で最安ですか?

昨今のエネルギーコスト高騰を考えると、なおさら効率無視できない。

結果的自動清掃機能抱き合わせになることが多いが、

導入コストとのバランスをみて、効率のよいものを探すべきだろう。

容量は小さめがいい、これはマジ

安いのが重要なのではなく、

運用時のエネルギーコストを考えた時に、

多くの場合「容量が小さい方が安全側」になる。

こちらのほうが頭に入れておくべき重要概念だろう。

絶対ググるべきなのが「負荷率-COP グラフ」。

エネルギーあたりの冷暖房能力は、

最初めっちゃ効率悪い地点から急激に立ち上がり、

最適点をむかえた後に徐々に低下していく。


まり

同じ効率ロスでも「でかいのをちょっと回す」より「小さいのをぶん回す」ほうが圧倒的にロスが少ない

そして、人々は自分の住居の断熱性と広さの具合に対する最適なエアコン容量など分かりはしないのだ。

というわけで、整理すると、運用時のコストを安く抑える面で「容量が最適である」ことを考えるべきだ。とはいえ、完全な効率最適点の把握は我々には難しいので、「やや無理させるかも?」くらいを目指して選択するのが賢いやり方なのだ

業者掃除自動清掃のコスト比較は難しい

業者掃除頼むとして、

安いところにするとして、年間5000円。

エアコン平均寿命10年として50000円。

自動清掃使用すれば業者呼ぶ頻度がどのくらい下がるか考慮しました?

自分は諸々調べたが、明確な答えはなかった。

しかし、

「安いエアコン効率の悪さ+毎年業者に頼む」運用より、「高効率エアコン+自動清掃」が生涯コストにおいて高くなるのはほぼありえないのでは?

というのは分かるんじゃないだろうか。

あらゆる物事が、そうであるように、

なにか一言で言い表せるほどエアコン界は単純ではない。

にも関わらず、「エアコン安い方がいい」という自分にとって都合のいい考えに飛びつく人たちをみるとため息がでる。陰謀論者を笑えない。もしかして、高いエアコンエアコンメーカー陰謀!!!とか考えてませんか?

日々情報強者としてイキり散らかしているはてなーたちですら「エアコン安いほうがいい」に飛びつく。わっしょいわっしょいする。

たいへん、悲しいことです。

anond:20241126133020

てか低温殺菌牛乳増田どちらかって言うとよく調べてよくやってる、一般には情報強者側の人間じゃねえかな。

増田に出入りしてる時点であれやろ。ITには強い系だろうし

弱者を助けるシステムを本人が知らないと見殺し

弱者でも情報強者じゃないと助けられないって日本システムは歪だよな。これで見殺しにされてる人何万人も居るんじゃないの anond:20241125230945

2024-11-25

メディアリテラシーが「ある」せいでみんなネットで騙される

 メディアリテラシーとしてよく語られがちなこととして次のようなものがある。

「異なる意見にも耳を傾けよう」

自分情報収集して一方的でない様々な情報を集め、自分で考えて判断しよう」

 まあ、間違ってはいない。でも、自分が思うに多くの人がネットで騙されてしまうのはこういう意識のせいだ。ネットで騙されてしまう最大の要因は、メディアリテラシーが無いことではなく、いくらかあることのほうにこそある。

 というのも、上記のような心掛けは、それよりももっと大事な基本中の基本を忘れさせることに繋がりがちだからだ。

 その基本中の基本とは、「情報(源)の信頼性には差がある」ということ。これが一番大事

 情報信頼性には差があるので、信頼性の高い情報を重視し、低い情報は軽視するという姿勢が非常に重要だ。なんならこれだけ意識できてれば他はどうでもいいレベル

 より具体的に言えば、公的機関大手メディア情報源として信頼性が高く、一方でSNS動画サイト信頼性が低い。

 別の言い方をすれば、オールドメディア信頼性が高く、ネット信頼性が低い。

 こう書くと、「オールドメディアは嘘ばっかりじゃないか増田は偏っている!」と怒り出す人がいるかもしれない。まさにこういう人こそがネットで騙されるカモなわけだけど、おそらくこういう人は情報源の信頼性判断する上での基準おかしい。

 情報源の信頼性判断はある程度機械的にすべきで、その基準は「その情報源が明らかな嘘を発信した場合、そこはどのくらい面倒な目に合うか」を考えればいい。

 例えば、かつて民放バラエティに「発掘!あるある大事典」という番組があった。この番組納豆ダイエットにいいという内容を放送したのだが、内容に捏造があったことが発覚。局全体が打撃を受けるほどの大騒動に発展し、最終的には10年以上続いていた同番組打ち切りとなった。

 この話を聞いて「やっぱりテレビは嘘をついてるじゃないか!」と思う人もいるかもしれない。しかし、こう考えてみてほしい。もしも同じことをどこかのYoutubeチャンネルがした場合、このような大騒動になるだろうか? その可能性はゼロに等しいだろう。誰かが誤りを指摘してもそれが広がることはなく、何もなかったかのように動画投稿が続く可能性が高い。

 つまり知名度が高く社会的責任を厳しく見られる立場であるほど、嘘を発信した場合に面倒なことになるリスクが高い。そういう媒体では、間違っても嘘を発信してしまうのは避けようという事なかれ主義的な意識が働きやすい。また、嘘を発信してしまった場合も、それが指摘され、その指摘が多くの人の知るところとなる可能性が高い。

 だから公的機関大手メディア信頼性が高いと言えるのだ。

 ここで強調したいのは、この信頼性判断において何を基準として「いない」かだ。

 内容に納得できるか。内容は面白いか。発信者に好感は持てるか。発信者は我々の味方か。

 そういったことは情報源の信頼性判断基準にはしない。すべきでない。これらは正しさとは無関係からだ。

 そして、冒頭で書いたメディアリテラシーとして語られがちなことの問題点はここにある。

自分情報収集して一方的でない様々な情報を集め、自分で考えて判断する。」

 これを心がけるとどうなるか。

 自分情報収集すると、受動的に与えられる大手メディアから情報よりも、能動的に得た情報のほうが信じられるように感じてしまう。

 一方的でない様々な情報を集めると、信頼性に差がある情報でも対等であるかのように誤認してしまう。マスコミの伝えない真実は往々にしてマスコミの伝える事実に比べて著しく信頼性が低いのだが、そういう情報にも偏見なく臨むほうが中立的だと勘違いしてしまう。

 自分で考えて判断すると、先に書いたような「内容の面白さ」や「発信者への好感」といったもの判断が引きずられてしまう。

 このように、メディアリテラシー意識したがゆえに、本当に一番大事なはずの情報信頼性判断というところがガタガタになってしま場合がある。これが多くの人がネットで騙される原因のひとつになっているのではないだろうか。

 また、ネットで騙されると自分メディアリテラシーに優れた人間であるかのように感じやすいということも指摘しておきたい。

 ネットの嘘は当然大手メディアで流されるようなメジャー見解とは異なるものになるわけだが、そういったものは「一般にはこう思われているが、実は……」という知的好奇心に訴える形式になりがちである。そしてこれを受け入れると、なんだか自分情報にさとくなったような高揚感が得られる。

 多くの人はマスコミに騙されているが、自分情報強者なのでそれが嘘だと知っているという自負と優越感。ネットの嘘つきはそういった気分の良さをばらまく。

 これが本当に罪深いと感じるのは、騙された人が騙されたと認めづらくなる構造がここに埋め込まれいるからだ。

 意見の異なる人をマスコミに騙されている情報弱者と馬鹿にする考えに浸ってしまえば、実はネットよりも大手メディアを信頼する人のほうがメディアリテラシーについてちゃんとわかっているという事実は認めがたいものになる。そして、オールドメディアは信じられないという植え付けられた信念のもと、騙され続けるカモとなる。

 自分は気付けばかれこれ20年以上もネットばかり見て過ごしてきた。駄目人間である

 その上で感じているのは、大手メディアへの不信を煽り受け手情報強者幻想を与えるという形式の強力さだ。

 例えばネット右翼と呼ばれる人たちについて、我々は「右翼」のほうに注目しすぎた。

 反ワク。三浦春馬ジャニーズ松本人志石丸伸二。斎藤元彦。

 実は思想は別のもので代入可能で、本体形式のほうだった。

 思想対立だと思っていたものは、実はメディアリテラシーについての意識の差だった。

 そのことが、最近やっとわかってきた。ずっとうっすら気付いてはいたけど、ようやくはっきり言語化できたと言った方が正確かもしれないけれど。

2024-11-20

未だにXVIDEOS使ってるやつはさすがに情弱すぎるだろ

今の情報強者が使っているのはツイッター動画ランキングだぞ

2024-11-19

けっきょくゲハ構造なんよ。兵庫県知事選挙の件も

ゲハってのは、2chゲームハード板のことで、ゲーム機の信者が言い争ってるところで・・・って説明いる?


とにかく、ゲハでは任天堂信者ソニー信者が言い争ってるわけなんだけどさ

おもしろいのは、こいつら自分たちのこと、ゲームオタクだと思ってるってことなのよ

「我こそゲーム業界未来のことを誰よりも考えてる」って自己陶酔キモイやつらなんだけど

それでゲームはいくつやったの?って聞くとまぁせいぜい半年に1本とかそんなもんよ

くそれでゲームオタク名乗れるよなって感じなんだけど

しかゲーム機の信者から任天堂信者はやったプレステゲームを知らないし

ソニー信者も同じく任天堂ゲームを知らない(まぁこっちに関しては子供のころはやってたみたいなパターンはあるけど)

どっちにしろゲームのことで信者論争してるくせにゲームやらねーんだよこいつら

だけど自分情報強者ぶってる連中がゲハなんだけど

もう15年前くらいから、twitterとかyoutubeがではじめたこからそうだけど

どこもかしこゲハ臭くなってきたなぁって感じるんだよね

ここもゲハ臭くなってきたなぁっていう

「分断」とかいうけどやってることはゲハなんだよ

俺のほうが真実知ってる!みたいな


最近MGS2でいまのSNS社会予言してた!とかバズってたじゃん

小島監督予言者だ!とかさ

あんなのゲハにいたおっさんならわかると思うけど

どうみてもゲハのことだろw

2024-10-29

AIが考える、はてなブックマークあるある

仕事の役に立つ」「自分を成長させる」「人生観が変わる」タグがついた記事必死ブックマークするが、一度も見返さな

「この世のすべての知識を手に入れよう!」と張り切ってブックマークを増やしすぎた結果、カテゴリ整理が手に負えず、結局全部「あとで読む」にまとめられる。

あとで読む記事を1000個ブックマークしたけど、やったことは0個。

「こんな有益記事があったのか!」と自分発見し感動するが、よく見たら数年前に自分が保存してたやつだった。

はてブコメント書けば、友達と会話した気分になるからもう孤独じゃない」って言ったら、友達に「もっと孤独になるやつ」と突っ込まれる。

「またブックマークが増えたけど、読まないといけないプレッシャーがすごい」とつぶやきながら、そのプレッシャーを乗り越えるために新しい記事ブックマークする。

ブックマーク数1000の有益そうな記事を見つけたのに、内容が「意識高い系朝ごはんは何がいいか?」というどうでもいいものだった。

他人はてなブックマークコメントを見て、「この人と価値観合うな〜」と思いきや、全然違うジャンルばかりブックマークされているのを見つけてびっくりする。

いざ「整理するぞ!」と思った瞬間、急に気分が重くなり「来世の自分に任せるか…」とタブを閉じる。

「みんなが保存してるし、これは読むべきだ!」と思って保存したけど、一度も開かず「人気記事に流されてるだけじゃん」と冷静になる。

はてなブックマークに50件保存しただけで「情報強者になった!」と感じるが、知識としてはまったく吸収されていない。

2024-10-27

anond:20241027051957

この意見には、いくつかの妥当な指摘が含まれている一方で、以下のような問題点矛盾点も見られます

 

1. B層概念適用に関する曖昧

元来の「B層概念は、小泉政権期に特定広告戦略として定義されたものであり、「構造改革肯定的で、IQが低いグループ」として分類されました。しかし、「新しいB層」という用語を用いることで、元のB層とは異なる対象を指しながらも同じような「操作やすい層」というイメージを引き継いでいる点には問題があるかもしれません。これにより、本来B層インターネット時代の「新しいB層」との違いが不明瞭となり、読者に誤解を与える可能性があります

 

2. 「ネット右翼」との曖昧関係

「新しいB層」と「ネット右翼」は重なる部分が大きいとしながらも、完全にイコールではないとしていますしかし、この説明はやや曖昧であり、ネット右翼との具体的な違いや共通点が詳細に説明されていないため、両者がどのように区別されるかが分かりにくくなっていますさらに、「新しいB層」がネット右翼に限られず、幅広い属性を含むとするならば、「B層」という呼称自体が適切かどうかも疑問です。

 

3. 世代対立単純化

インターネット既存マスコミ」や「現役世代シルバー世代」といった対立軸を強調していますが、この二項対立は必ずしも現実に当てはまるわけではありません。例えば、インターネット活用する高齢者も増加しており、年齢層や属性に応じて情報源信頼度や態度は多様です。また、若年層でもマスコミを信頼する層や、年配層でもネットの影響を受けやすい層がいるため、単純に世代対立還元するのは正確さに欠けるかもしれません。

 

4. 「情報強者幻想」とマスコミ不信

インターネットでの情報収集を「情報強者」としての幻想に結びつけ、反マスコミ感情と結びつける説明は興味深いものの、ここでの分析一面的かもしれません。インターネットでの情報収集が必ずしも「情報強者幻想」につながるわけではなく、多くの人々は複数情報源からバランスを取って判断しようとしています。また、マスコミ不信は近年の報道偏向不正確さから生じている面もあり、単なる「反マスコミ感情」では片づけられない複雑な要因が関わっています

 

5. 政治的利用の容易さに対する矛盾

「新しいB層」は、反マスコミ感情を持つために操作やすいとされていますが、同時にインターネット情報を得ている自覚が強く、情報収集積極的に行う層でもあると述べています。このため、実際には特定政治的メッセージに対して批判的に考える能力も持ち合わせており、必ずしも「操作やすい」層とは限らないのではないかという矛盾が生じています

 

総括

この意見は、「新しいB層」という概念を通じて、インターネットの普及と現代政治への影響を考察する試みとして興味深い点もありますが、一部の説明曖昧さや単純化が見られます特に情報収集スタンス世代間の複雑な関係性を考慮しつつ、もう少し多面的議論を展開することで、より説得力のある主張となるでしょう。

インターネット時代の「新しいB層」が選挙明暗を左右する

 本日衆院選。今はまだ早朝なのでどんな結果が出るのかはわからない。が、これから出る結果を見た際に、インターネット時代の「新しいB層」を取りこめたか否かで各党の明暗が分かれたという分析に至る可能性が極めて高いだろうと予想している。

 「B層」という言葉小泉政権時代に生まれた。郵政民営化国民に支持してもらうに際し、広告代理店小泉政権の主な支持層として想定したのがB層である

 構造改革肯定的か否か、IQが高いかいか、この2つで縦横の軸にして国民を4つのグループ(A層~D層)に分け、構造改革肯定的(あるいは中立的)でIQが低いグループのことをB層と呼んだ。

 具体的な人物像としては、主婦子供シルバー世代など、具体的なことはよくわからないが小泉総理キャラクターを支持しているような、マスコミに流されやす人物B層として想定される。

 一方で、今自分話題にしている「新しいB層」はこの本来意味でのB層とは異なる。20年近くが経ち、インターネットは完全に普及し、状況は変化している。

 本来B層マスコミに流されやす人物のことだったが、自分の言う「新しいB層」とはインターネットに流されやす人物のことである

 彼らは主にSNS動画サイトを通じて情報を得る。

 もちろんインターネット上での政治的言説には多様性がある。そのため単にインターネットに流されやすいといってもなにか特定政治的傾向を示すことはなさそうにも思える。しかしそうではない。

 インターネットに流されやすい人に共通する特徴として、「インターネット情報を得ている自分」に対してアイデンティティのようなものを感じているというのがある。あるいは、インターネットに対して我々意識というか部族意識というか、そういうものがある。

 その結果として、インターネット対置される既存マスコミに対して不信感や敵意を持っているのがこの「新しいB層」の最大の特徴である

 『インターネット既存マスコミ』という対立軸はそのまま『現役世代シルバー世代』という対立軸スライドする。『インターネットを使いこなす若者既存マスコミに流される老人』というイメージだ。そのため、この「新しいB層」はシルバー民主主義批判世代対立的な言説を好む。

 本来意味での「B層」と、「新しいB層」は想定される人物像が大きく異なる。

 「B層」が「よくわかんないけど抵抗勢力と戦う小泉総理カッケー」というようないかにもアホっぽい人を想定していたのに対し、「新しいB層」はもっと自らの知性に自負がありそうなタイプを想定している。肌感覚として、実際に学歴社会的地位の高い人も多く含まれていると感じている。

 年齢層としても、「B層」が主婦子供・老人だったのに対し、「新しいB層」は若者・現役世代リタイア後の高齢者を想定している。ここにリタイア後の高齢者が含まれるのは意外かもしれないが、リタイアして自由に使える時間の増えた高齢者Youtube政治動画ばかり見るようになるというのはよくある話なのでこうなる。おそらく、リタイアした高齢者からすると政治動画の視聴は社会との繋がりを感じさせてくれて寂しさを癒す効果があるのだろう。

 本来の「B層」と全く違う人物像を想定しているのに何故わざわざ新しい「B層」と呼ぶのか疑問かもしれない。これは、この「新しいB層」こそが今最も狙ってアプローチやすい、操作やすタイプからだ。

 なにしろ「新しいB層」は既存マスコミに対して不信感を抱いている。つまり、いったんノせてしまえばその後マスコミ批判されても「またマスゴミ印象操作してるよ」「既得権益層にはよほど都合が悪いようだな」という具合に批判を無化するどころかより支持を強固にするブーストにすらなる。支持者の反マスコミ感情セルフ情報隔離として利用できるのだ。

 そして、上手くノせて支持者に取り込むのも、インターネットの味方でマスコミの敵という姿勢を見せることで比較的容易だ。「これを見ているあなたネット自立的情報を得ている。口を開けたままマスコミ洗脳される情報弱者とは違う」というメタメッセージを直接言葉にせずとも発して受け手プライドをくすぐるのが肝要だ。マスコミに流される人を馬鹿にしつつ自分インターネットに流される人は無数に存在するのだ。

 ちなみに話は変わるが、マスコミ不信をマスコミ側の努力払拭することはできない。マスコミに不信感を持つと自らが情報強者になったような幻想を得られて気持ちいいため、どうやっても反マスコミ言説は人気であり続けるだろう。

 ここまで読んで、「その新しいB層ってつまりネット右翼のことじゃないの?」と思った人もいるかもしれない。これに関しては、完全なイコールではないが重なる部分が非常に大きいというふうに考えている。

 一般ネット右翼というと嫌韓反中感情が強く差別的言動を取りがちな人がイメージされる。しかし、ここで「新しいB層」と呼んでいるのはあくまインターネットアイデンティティのようなものを感じていて既存マスコミへの不信感が強く、世代対立的言説を好む人のことであって、韓国中国になにかしらの大きな感情を抱いているとは限らないし、差別的言動を取るかどうかも人それぞれだ。

 ただし、何故ネット右翼が韓国を嫌っているのかというと、別に元々韓国に対して悪い感情を抱く経験があったわけではなく、インターネットを通じて「マスコミは報じないが実は韓国はこんなに酷い」という言説に触れたのがきっかけというケースが多いだろう。マスコミ在日支配されているという陰謀論ネット右翼に好まれていることからもこれは伺える。つまりネット右翼もベースにあるのは差別意識ではなく、反マスコミ感情とそれを通じて得られる情報強者幻想と言える。

 よって、ネット右翼と「新しいB層」はイコールではないが、ネット右翼は「新しいB層」の中に含まれているとみなすことは可能だろう。

 スマホを誰もが持つようになり、インターネットがほぼ完全に普及してからそう日が浅くはない。にも関わらず今このタイミングで「新しいB層」の話をするのは、やはり都知事選での石丸伸二氏の躍進の影響が大きい。

 「新しいB層」は決して新しい存在ではなく、以前より存在した。しかし、この層こそが狙うべき票田であると白日の下に晒したのは石丸氏の功績と言えるだろう。

 今日衆院選はその都知事選後初の国政選挙となる。自分は「新しいB層」の影響を強く感じられる選挙結果が出ると予想しているが、実際にどうなるのか注目だ。

 また、今後の日本政治の動きについても、「新しいB層」の影響に注目していきたい。

 例えば、ホッテントリ高市早苗総理誕生現実味を帯びてきたという記事が上がっていて、ブコメでの論調としては「裏金マイナスイメージがあり厳しいだろう」というものが目立ったが、高市氏は「新しいB層から熱烈に支持されるタイプ政治家なので、もしも実際に総理になった場合想像以上に高い支持率を得るかもしれない。その場合、岸田前総理、石破総理共通する失敗として「新しいB層」を取り込めなかったことが挙げられることになるだろう。

2024-07-10

もうネット技術的な情報、どのサイトを見ればいいのかわからない

例えば、最新のデータ圧縮アルゴリズム議論しているサイトだと、

https://encode.su/

になるが、普通にネット彷徨っていてもたどり着かない。

情報強者はてな人達は知ってたというかもしれないが、政治ニュースSNSばかり流れるネットにどれだけ時間を割いても自分は辿り着けた気がしない。


イメージセンサーだったら

https://image-sensors-world.blogspot.com/

だが、こちらも同じ。

2024-01-26

anond:20240126230554

はてブは仕組み上、入ってくる情報が遅くなるのに、なんか我こそ情報強者であるみたいな態度を取るヤツを見るのはまあまあ謎

2024-01-19

anond:20240119214037

なんで買い物がど下手くそという自覚があるのに、わざわざ釣りしないといけないのか……

切実に集合知を求めているんだが。この自称情報強者が集まるはてなによ……

2023-12-24

マイラインの思い出

20ちょっと前に一人暮らしを始めた時、自分は当時から携帯型の電話文化が嫌いで、固定電話を申し込んだ。

ケータイのものが嫌いなのではなく、持っている人々の妙な意識の高さが鼻について、同じ空気を吸いたく無かった

 ……とか言っていた自分が、その後ケータイOSをいじりアプリを作る仕事に就くんだから人生分からんもんだ)

その時、特定電話番号への電話代が安くなるという「マイライン」というサービスがあったので

正直あまりよく理解していないままではあったが、ひとまず申し込んだ。

電話回線自体NTTにお世話になるが、マイラインサービスはどうやらNTTではなく任意会社のお世話になるらしい。

ほほう。

さて、NTTへの支払い手段銀行引き落としだ。

電話代の明細を見ると、これは基本料金。これは使用料、そしてISDN回線代。まあそんなもんだろう

そして「マイライン代」は……まあ、NTTから引き落とされてはいない。やはり別会社サービスなんだな。

まり当然、その別の会社に対して支払うべきなんだろう。支払方法は……どうしたんだっけ?

そういえば「マイライン」というもの、一体どこの会社サービスを申し込んだんだっけ?

だらしのない自分は、申し込んだ時の資料は一切がっさい紛失してしまっていたのだ。

しかし「うちのサービスを選んでくれてありがとう、これ資料ね」というパンフか何かが来るのではないか

そう信じていた記憶がある。それを待っていた記憶がある。

いいや、しか現実は違った。何も来やしなかった。

待てども待てども、請求書すらも自分のボロアパートには来ない。一体どうやって払えば……

そのまま数か月経ったんだっけ。

固定電話からは、どの番号へも発信が出来なくなってしまった。

発信しようとすると、マイライン代が未払いである旨のアナウンス

アナウンス中の会社名は、世間知らずの自分にとっては何やら聞きなれない会社だった気がする。電話番号も分からない。

金はあるのに、払い方が分からない。

結局その後数年間、ボロアパートを引き払うまで、発信のできない固定電話と過ごしていた。

就職後すぐに携帯端末を持つ事を要求され、結局PHSを持っていた。なので電話に不便する事は無かったが)

せっかくPCを使いこなし情報強者(笑)を気取っていたんだから、もう少し詳しく調べればよかったのにな。

どうにも後悔がつのる。

2023-10-22

ソース(と呼ばれる何らかのスクショURL)を貼り付けて“論破”した雰囲気を作るという、自称情報強者ネット掲示板なんかでやりがちなやつがあるけど、そのお作法しか知らない人がアカデミックな議題にもそのお作法で挑みかかって呆けられているんだろうな~っていう光景近代日本史テーマだとよく見られる。何が気の毒かって、やってる本人がそれを雰囲気作りのアジテーションしかないと自覚していないパターンが少なくない点。

2023-09-12

ジャニーズ被害者バッシングするひと(サンプル:60代男性田舎暮らし

山本一郎記事で「本件についてツイッター言及してるのほぼ女性」みたいなことを言っていた。

そんなこたねーだろってまず直感的に思ったわけだが、身近にケースがあった。

ここでは増田の父のケースから男性から見たジャニーズ問題へのあれこれについて書く。

昨日、父親テレビ報道を見ながら「嫌なのに嫌と断れなかった軟弱者たちだろ」とぼやいていた。

ツイッターとか会見のYouTube配信に湧いてた醜悪コメと大差なく、普通にセカンドレイプ不快だったので軽い口論に。

結果、納得させることはできず、そのまま中井貴一の出てる時代劇チャンネルを変えて停戦

あ〜こういうコメントする人ってこういう心性のパターンもあるのか…しかもそれが父だったのか…とちょっと落ち込んだ。

以下、周辺情報など(フェイクあり)。

関東圏の田舎在住。コンビニとか徒歩圏内存在しない結構ガチの山奥。

現在は父と母ふたり暮らし。両親共移住者増田田舎で育った。本件は帰省中のできごと。

・父は高卒建築業に就き、結婚移住後は林業従事者。芸能的な世界とは一切縁がない。

しかしメインの娯楽はテレビであるため、ニュースで取り扱われるLGBTQとか生成AIとかそういう話題は知っている。

・もちろん「ネット」は見るが我々の思う「ネットはてな、各種SNSなど)」にアクセスすることはないと思われる。

・プチ左翼。父と仲のいいひとに赤旗新聞購読者がいる。基本的反自民

あくま想像しかできないが、父は「反権力」的な思想を持ちつつ、しかしある種の「自己決定論者」であるためにジャニーズ問題については上のような発言をしたのだと思う。

他のお茶の間パネラー発言を思い返すと、「LGBTQ政策はすすめるべき、なぜなら個人の決定が最大の権力となるべきだから(意訳)」と言っていた。トランスヘイトとかもない。

おそらく、移住者であるという点も重要。越してきたばかりの頃に一定村八分があったことを聞いている。

それを跳ね除けて現在村議会などにも参加しているという経緯が自己決定論的な心性を育んだのだと思う。増田個人として、そういう父にある程度の尊敬はある。

増田も少しばかり現場系の仕事したことがあるが、危険が伴う肉体労働現場においては、「反権力」と「自己決定論」が至極マッチョに培われる空気がある。

大学行ってるのにバカだよな」「政治家とか全員頭悪い」「生活保護とかクソだよな」

というのの一部は増田が受けた非難であるが……裏返せば、「自らの選択キツイ労働をしている自分らほど独立心が強くエライはいない」。

まるっきり同じトーンで、かつて、ブラウン管の中のジャニーズタレントを父は非難していた。

放送局権力首輪を繋がれ、思考力がなく、筋力もなく、暴力にも見舞われず、美貌だけで父の何十倍もしくは何百倍も稼いでいるから。同じ男なのに。

しかニュースにより判明したことというのは、放送局手綱を握っていたのはほかでもないジャニーズ事務所だということ、所属するタレントらは暴力をふるわれていたこである

情報強者の方は、それは何十年も前に明らかになっていただろう、というかもしれないが、それはお茶の間コメンテーターの父には届いていなかった。

さて2023年BBCの徹底追求以降の現況であるが、ネットではジャニーズ被害者を「負け組おっさん」と叩き、金銭要求など筋が通らないだろうという反論が噴出している。

父もその声に同調するようである

以下、その日の会話(なお、この会話の間母は黙々と家事をしていた)。

父「嫌なら嫌といえばいいだけだろう」

増「被害者未成年だよ、そんなことできないでしょう」

父「未成年だろうが関係ねえよ。だいたいやりたくてやってんだろ」

増「やりたくなかったから今事件になってる」

父「なんで今さら?っつうかんじ。本人は死んでんだから

増「いまさらもなにも、一度つけられた傷だよ。補償されるのは筋が通ると思うけど」

父「実力がなかったやつらなんだろ、売れてるやつらも同じこんなら、こいつらだけ金もらうのはおかしいだろ」

あれ? たぶん、増田子供だった頃に攻撃対象だった「軟弱者(=テレビに出ているジャニーズ)」が擁護対象になっている。

さらなる「軟弱者(=ジャニーズ被害者)」の登場により、デビュー組が相対的強者へとスライドしたのである

父と同じ強者に仲間入り! なるほどそういうことか。

…という結論は今まさに思いつくままに書いていて導き出されたわけであるが、ウーム、これを一般化するならば、こういう心性により被害者バッシングする男性もいるのだろう。

少なからず誰もが美醜を問われてめんどくせえ世間に生きて、ジャニーズのものに対して複雑な感情もつ男性って思ってるより多いと思う。

からジャニーズの瓦解を祈る男もいるし、今話したケースみたいに屈折しまくってなぜか被害者組を非難する男もいる。山本一郎適当なこというな。

そしてふたたび増田家の話に戻ると、過去、屈強な父権一家を統べた父が、白髪も増え腰を痛め事実弱体化したというのもあろうが、帰省した増田が「こんな優しかったっけ?」と思う程度には軟化したのは、強権をふるった過去を取り繕おうとしているのではないか、と、ちょっとセンチな気分にすらなっていたところの本件であったから、だいぶショックというか、はっきりいって気まずい。と同時に、マッチョ思想根深さを知るというか、マッチョ思想卑怯な面を見てしまったというか。そのことが一番悲しいかも。書いてて悲しくなったからここらで。終。

2023-09-02

anond:20230901092242

ブクマカは総じて情報強者教養人でインテリから、「第二言語」を勝手に「大学で履修する英語以外の外国語」という意味に捉えて勝手もの言ってる奴が何人かいるな

2023-07-04

anond:20230704173518

情報強者の自負みたいなものがあるのかな

SNSでもそうだよね

2023-06-27

Macを買うのは困った時の情報が多いか

Macだと何かやりたいとか困ったりしたときネットで調べたらちゃん情報が出てくる

Windowsだとそうはいかない

何故かってWindowsってOS名であって機種名じゃない

SurfaceとかLavieとかHP PavilionとかThinkpadはみんなWindows搭載しているけれど

実際に使ってみて困ることってWindows部分だけじゃなくて、そのPC特有のことが多い

メーカー勝手に付加してるパフォーマンスコントローラー系のソフトウェアが原因のこともあるけど

そもそもCPUIntelだったりAMDだったり、その中でもモデルナンバー世代全然違ったりするし

GPUバラバラUSBコントローラー全然違うので困ったときにググってでてきた情報で直らないってのが多い

かといってSurfaceとかLavieとかで調べてもユーザー数が少なすぎて全然ヒットしないし

GPU特有だったり相性問題だったりすると原因を特定するのにめちゃくちゃ時間がかかる

もちろんMacIntelだったりM1だったりM2だったりするわけだけど

Apple Siliconが出てきて結構経ったので困ることはなくなったし

何より気にするのは基本的にそこだけだからWindowsとは桁違いにトラブルが少ない

Intel一色だった頃はもっとトラブルが少なかったのは確かだけど)

同じことがiPhoneAndroidにも言えて、iPhoneで困ったら周りに聞けばいいしネットで調べたら情報が出てくる

Androidだと周りに全く同じ機種使ってる人がいる確率は低いし

機種によって付加されてる機能が違うしAndroidバージョンも違うし

おまけにプリインストールされてるゴミアプリのせいでバグってる可能性もあったりして解決まで時間がかかる

結局はマジョリティに乗るのがトラブルが少ないからみんなそうするんだよね

もちろん自己解決できる情報強者はお好みのスペックを選ぶなり自作するなりすればいいんだけど

一般人はそんなことに興味がないんだよね

2023-06-01

https://anond.hatelabo.jp/20230531234800

例えばこういうやつ。

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https://twitter.com/tinder_ban/status/1662789451641397248

ツイートしてるやつのプロフィールの時点でやばいと思うべきなのだが、

引用RTを見れば自称情報強者の皆さんがたくさん釣れているのがわかると思う

2023-05-22

自分が驚き屋にだまされる情弱だった問題

自分はずっと情報強者だと思っていた。

ネトウヨにもならなかったし、投資詐欺にも引っかからない。

デマにも流されず、いわゆる「嘘を嘘と見抜ける人間」だとずっと思ってきた。

実際はただのバカだった。

生成AIが出てきたとき、界隈は驚き一色だった。

自分の周囲は圧倒的にAI肯定派だった。

これからAIを使って創作する奴だけが生き残るし全ての人類AI洗礼を受けると思った。著作権法崩壊するし、プロンプトをぽちぽち打つやつが勝つと真剣に思っていた。

日本は遅れているが海外ではもうすでに大規模活用が行われて、世界AI多数派だろうと信じていた。

で、生成AIに反対してる奴は時代遅れで、進歩しない旧人類の少数派だと思ってた。AI推進派は多数派だと信じていた。

8:2ぐらいで、AI圧倒的多数だと思っていた。だってネット記事が「AIはすごい」「日本は遅れるな」しか言っていないし周囲のSNSの人たちもそういう言説しかしていなかった。当然そうだと思い込んでいた。

で、実際はどうだったのか?

プロ絵師ネットアンケートをとったら1:9だった。

9割がAIに反対、規制を望んでいた。

AI反対派が徒党を組んで水増ししているんだろうなあと思った。

次に行われたAI絵師アンケートも結果は変わらず90%が規制を望んでいた。

ここでも自分ネットアンケートは正確じゃないから、と思っていた。

芸能団体意識調査で90%が反対していても、「特殊クラスタ」の反対だと思っていた。

で、ついに讀賣新聞アンケート調査結果が出た。85%がAI規制を望んでいた。

ネットアンケートは正確な数値を叩き出していた。

AIネット工作なんて存在しなかったのだ。

そもそもネット工作って何さ。ネトウヨが言いそうな単語じゃん。

つのまにかAI肯定推進派が圧倒的多数規制派が少数派だと信じていた。しか現実は全く逆だった。

つの間にか、「AI使用は、全然OKです」と言っていた、創作インフルエンサーも「規制必要です」「意見は変わる可能性がある」とトーンダウンしてポジションが変わっていた。

イラストレーターだけではなく人気声優歌手世界的に反対し始めた。

冷静になると「こんな他人アイデンティティいくらでも捏造してフェイクニュース濫造できる技術規制されないはずないな」とわかる。

AIに賛成か反対か以前に、自分は結局情弱だったし、驚き屋に騙されるタイプ人間だった。

今回の一件はそれがいちばんの収穫だった。

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