サッカー日本代表は9月シリーズでドイツ、トルコ相手に快勝した。しかし中軸の選手たちはその余韻に浸ることはなく、所属クラブで各国リーグとともに欧州チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)の舞台に身を投じている。今季から新天地を求めたラツィオ鎌田大地(27)、リバプール遠藤航(30)の最新試合をミムラユウスケ氏が取材。“現地メディア評価報だけにとどまらない背景”を考察する。(全2回の「ラツィオ鎌田大地」編/「リバプール遠藤航」編も) 後半アディショナルタイム、コーナーキックの流れからだった。 前線に上がっていたラツィオのGKプロヴェデルによるヘディングシュートが、アトレティコ・マドリーが守り続けてきたゴールに突き刺さり、土壇場で同点に。これでスタジアムの歓声は爆発した。2020-21シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)の舞台、スタディオ・オリンピコに詰めかけた人たち誰も