敗戦という圧倒的な現実によってつくり出された現体制が八月「革命」の神話として語られることがある。本書では、日欧の「革命」論を多角的に検討する。(2025.1.1) 定価 (本体3,800円 + 税) ISBN978-4-87791-331-1 C3032 300頁 はしがき坂井大輔 第1章 ヨーロッパ法史における三つの革命と戦争の法山内進 第2章 近世後期ドイツにおける「自然法的」軍法論 ──クリスティアン・ヴォルフおよびその影響に注目して北谷昌大 第3章 革命前夜のドイツにおける軍人の常備軍論 ──シャルンホルストの著作を中心に鈴木直志 第4章 非常事態の法的規制 ──ドイツの事例から遠藤泰弘 第5章 上杉慎吉の懊悩 ──留学以前(1902-1906)の憲法解釈をめぐって坂井大輔 第6章 昭和戦前期における「国体憲法学派」再考 ──里見岸雄・山崎又次郎・大谷美隆大和友紀弘 第7章 憲法を