アフリカ・ソマリア沖のアデン湾で海賊対処活動に派遣されている海上自衛隊の護衛艦「あさぎり」の佐藤吉範艦長(49)が、秘匿しなければならない部隊の行動が推察される情報を自身のSNSに投稿していたことがわかった。 防衛省は24日、服務規律違反の疑いで艦長を交代させた。取材に対し、「違反の具体的な内容は調査中で話せない」としているが、近く処分する方針。 あさぎりは今年3月、同湾に向けて舞鶴基地(京都府)を出港。部隊の安全のため、出港以外の具体的な行動は原則非公表とされているが、関係者によると、艦長は寄港地での出来事をSNSに投稿していた。 投稿は食事の様子などが主で重大な秘密は含まれていなかったが、同省は、情報漏えいにつながる恐れがあり、危険を伴う海外任務の指揮官としてふさわしくないと判断したという。 同湾では、計約30か国の軍隊が連携し、海賊から民間商船を守る活動を実施。自衛隊は2009年から