日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が19日、理事会後のメディアブリーフィングを行い、2034年のワールドカップについて、すでに開催国に立候補を表明しているサウジアラビアを支持することを決めたと明かした。2050年までに日本で初の単独開催を目指していた中、今回は立候補を見送ることになった。 田嶋会長は日本が立候補しないことについて「戦う道具があれば真っ向勝負になったかもしれないが、ベースとなるものがないという点で諦めざるを得なかった」と説明。現在のW杯規定では収容数8万人以上のスタジアムが1会場、6万人以上が2会場、4万人以上が11会場以上という基準がそれぞれ設けられているが、屋根などの基準もあることを考えると、「(入札までの)半年間で進めるのは難しい」と判断したという。 ▼2030年、34年W杯開催への動き 2034年大会の開催国をめぐっては、4日に行われた国際サッカー連盟(FIFA