ウィルコムは3月3日、インテル製のモバイルインターネットデバイス(MID)やネット対応低価格デバイス向け省電力プロセッサ「Atom」(コードネーム:Silverthorne、Diamondville)を搭載し、OSにWindows Vistaを採用するシャープ製のモバイルコミュニケーションマシンの開発を発表した。6月の提供を予定している。 この端末は、移動体通信と有線通信を融合するFMC(Fixed Mobile Convergence)との高い親和性を持ち、同社の次世代PHSサービスによるワイヤレスブロードバンド利用も視野に入れた「革新的な製品」(ウィルコム)だという。また、全国99.3%をカバーする現行PHSのエリアにおいても定額料金で通信が行え、モバイルコミュニケーションの利便性が大きく向上する。プラットフォームには、「Centrino Atom」(コードネーム:Menlow)と呼ば
日本の映像産業は、テレビへの依存度、正確には地上波放送への依存度が高い。総務省の調査によれば、国内で制作される映像コンテンツのうち、時間にして約92%が放送によって消費されている。 ところがこのうち、DVDやネットなどで二次利用されるのは、わずか8%にしか過ぎない。多くの番組が、一次流通である放送で終わってしまっているわけである。ここまで二次利用が進まないのは、権利処理が複雑だから、という意見がある。 主にこの意見を主張しているのは、放送局だ。著作権は局が持っているにしても、出演者など実演家の権利、音楽使用料など、さまざまな処理が必要になる。処理とは言うが、要するに誰にいくら払うかという話である。 音楽使用料に関しては比較的話が早い。JASRACがネットでの二次利用の音楽使用料ガイドラインを提示しているからだ。何かの批判の多いJASRACだが、どんぶり勘定でもとりあえず金さえ払えば文句を言
テレビ番組は二次利用の価値があるか 今放送局は、放送外収入の増加が期待されている。従って各テレビ局の関係者も「番組の二次利用を積極的に促進していく意思はある」と述べる。しかし実態は、我々消費者が喜ぶようなドラスティックな動きというのは、ほとんど見られない。あきらかにテレビ局は、放送コンテンツの露出を絞っている。 この要因は、権利処理が複雑だからではなく、放送局が現状のビジネスモデルの崩壊を防ぎたいという意思の表われであると筆者は見ている。これは「風が吹けば桶屋が儲かる」的理屈なのだが、 放送を1回しか行なわない ↓ 番組のプレミアム感が上がる ↓ 放送を待ち遠しく思うようになり、生で見るようになる ↓ 視聴率が上がる ↓ 番組スポンサー料金が上がる ↓ 広告収入が増える という流れを維持したいからである。だが実態はそれほど甘くなく、若い人のテレビ離れは深刻だ。それはテレビ制作の現場に、若い
「著作権制度が想定していない状況に直面し、右往左往している」――東京大学の中山信弘教授が2月29日、「著作権リフォーム」をテーマにしたデジタルコンテンツ協会のシンポジウムで講演した。一般ユーザーが創作し、ネットで著作物を発表する現代に、プロを前提にした著作権制度が対応できなくなっていると指摘。著作物の流通を円滑化するための改革の必要性や、著作物を独占せず、広く共有しようという「コモンズ」の考え方などを紹介した。 中山教授は著作権法学界の第一人者で、政府の知的財産戦略本部の構成員や、文化庁傘下の文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会の座長、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事長も務める。約20分の短時間に詰め込まれた濃い内容と問題提起に、参加者は聴き入った。 19世紀の前提が時代に合わない 「19世紀の状況を前提にして構築された著作権制度が、インターネットの発展でとてつもなく大きな問題
三菱電機は3月3日、携帯電話端末事業から撤退すると発表した。現在販売中の製品が最後となり、新規開発を行わない。携帯電話事業に従事している社員はほかの事業に再配置する。 三菱電機は1983年に電電公社(当時)に自動車電話を納入して以来、NTTドコモ向けを中心に携帯電話端末を提供してきた。今回の撤退の理由については「市場が成熟化し、携帯電話端末の需要の伸びが見通せない中で、顧客の嗜好がますます多様化する非常に厳しい事業環境の下、足下の出荷台数が減少するとともに、今後の業績改善を見通すことが非常に難しくなっている」という点を挙げている。 同社によれば、2007年度の出荷台数は約210万台、売上高は約1000億円となる見込みとのこと。今回の撤退に伴う損失は、税引き前利益で約170億円という。 携帯電話事業に従事している社員は約600人いるが、これらはNGN関連機器や、携帯電話基地局などの通信インフ
もうほとんど過去の話になっているので蒸し返すのも何ですが、宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を声優さんが朗読したCDを作った人が、無断でニコニコ動画にアップされたので、苦情を申し入れたが削除してもらえなかった(現在は削除)という事件がありました(ソース)。 ここで、このCD製作者さんがニコ動に対して削除を要求できる正当な権利があるのかという話ですが、既にこちらの弁理士さんのブログでもファイナルアンサーが出ているようにレコード製作者の権利(通称、原盤権)のひとつである送信可能化権(著作権法96条の2)に基づいて要求できると考えます。 宮沢賢治は1933年没なので、文芸作品としての「セロ弾きのゴーシュ」はパブリックドメインになっていますが、そのことはレコード製作者の著作隣接権の発生とは関係ありません。極端な話、著作物ではない野鳥のさえずりを録音してCDにした場合でもレコード製作者の著作隣接権は発
RIAAに代表されるメジャーレーベルたちは、これまでP2P企業に対し、アーティストを守るためだとして訴訟を起こし、勝利を収めてきた。その過程で彼らは莫大な和解金を獲得しているのだけれども、どうやらそれがアーティストたちの手元には届いていないようだよ、というお話。確かにこれまで和解金の著作権侵害の補償として受け取ったというアーティストの話は聞いたことがない。もちろん、一部には支払いがなされたアーティストが存在するのかもしれないが、現在一部アーティストのマネージャーたちは、一銭たりとも支払われてはいないと不満の声を上げているという。そして、すぐにでも支払いがなされなければ、訴訟も検討しているという。 原典:TorrentFreak 原題:RIAA Keeps Settlement Money, Artists May Sue 著者:enigmax 日付:February 28, 2008 Na
Latest topics > なぜOperaはオープンソースでないのか 宣伝。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。 以下の特設サイトにて、単行本まんがでわかるLinux シス管系女子の試し読みが可能! « 差出人(送信者)情報を自動的に切り替えてほしい Main フォクすけぬいぐるみとCCライセンス » なぜOperaはオープンソースでないのか - Feb 29, 2008 OperaのTetzchner CEOへのインタビュー記事(英語)について、冒頭の Opera をオープンソースにしない理由などだけでも目を通すと良いかもとあったので、頑張って読んでみたよ。誤読してたらすんません。 (質問)Operaをオープンソースでリリースするのに何が必要ですか? 私はあなたが過去すでに、オープンソース化はあなたに何の利益ももたらさないと
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