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2009年5月23日のブックマーク (6件)

  • 『『現代物理学が描く突飛な宇宙をめぐる11章』 スティーヴン・ウェッブ 青土社』

    現代物理学が描く突飛な宇宙をめぐる11章/スティーヴン ウェッブ ¥2,940 Amazon.co.jp あの大傑作「広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由」 の 著者だから、突飛な宇宙が11パターン解説されるかと期待したが、 11個は出てきません。 ド・シッターの空間だけで物質のない宇宙と、 10次元や11次元の宇宙がメイン。 で実は10次元の宇宙は、我々の宇宙である。 統一場理論、大統一理論、 ストリング理論、スーパーストリング理論、 メガブレイン理論と発展してきた究極の万物理論、 M理論の考察で、 空間の素を追求したら、 空間の次元を増やす羽目になったのである! 空間軸が4つ以上あるのなら、 三次元空間で物体を封じることは出来ない、 密閉された牛乳瓶の中の牛乳が、 4次元や5次元を通ってこぼれることが可能だが、 そんな現象は観測されない。 素粒子レベルなら波の干渉で、 通れないと

  • 『『パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ』 ミチオ・カク NHK出版』

    パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ/ミチオ カク ¥2,415 Amazon.co.jp スティーヴン・ウェッブ の『現代物理学が描く突飛な宇宙をめぐる11章』 と、 70%はネタ被りだが、超対称性の何が超なのかは、 こっちの方が判り易い。 自乗して0になる0以外の数=超数という概念で計算するので、超対称性なのである。 超が付く数には、超越数とか超限数とか超自然数とかあるのに、 単純な超数というネーミングは混乱の基なので、 数学者による再ネーミングを求む。 物理学者のネーミングセンスは悪いというネタが、 一流の宇宙論学者が書いたとして、 自虐ネタで感心しますw ビッグバンという用語を作ったのは、 反ビッグバン論(定常宇宙論)のフレッド・ホイル である。 素粒子より小さい音の無い爆発で始まったのに、 ビッグバンとホイルが言ったのは、 ビッグバン理論を茶化したからだが、 これよりイ

  • マイケル・S. ガザニガ「脳のなかの倫理」 - モナドの方へ

    書は二つの問題をテーマにしている。 ひとつは脳科学の発展によってもたらされる新技術の評価である。 スマートドラッグによる脳の強化、着床前診断など遺伝子による命の選別、人はいつから人なのか……という問題だ。これらの技術の発展はすさまじく、すでに普及しているものもある。臨床段階のものも数年後には一般的になると言われている。にもかかわらず法整備はまったく整っていない状態だ。 身体能力、記憶力、集中力を向上させるという薬が次々と作られている。しかもこれらはテストの成績を平均××点アップさせるというように、極めて具体的な効果をもたらす。仮に副作用がまったくなかったとしても、たとえば記憶が残り続けることが果たして良いことといえるのか、簡単にイエスとは答えられない。人々はつらいことや、とるにたらないことを忘れることで日々を快活に暮らしている。すべてが忘れられなくなってしまったら、おそろしく臆病な人間に

    マイケル・S. ガザニガ「脳のなかの倫理」 - モナドの方へ
  • 仮面ライダー……! - hazumaのブログ

    先週の土曜日、新潮の連載が脱稿してふらふらになっている状態で、子どもと一緒に「劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦」という気が狂ったタイトルの映画を観てきました。 いやあ、内容はともかく、キャラの組み合わせの可塑性もあそこまで行くとたいしたもんだ、というか、ぼくが『動物化するポストモダン』で書きたかったのはこういうことなんだよな*1、とか思ってそれなりに楽しんで帰ってきたのですが、週が明けたら下記のような衝撃のニュースが。 http://www.j-cast.com/2009/05/18041330.html マジか! ディケイドってショッカーなのか! もしその流出情報が当だとしたら、これはすごい。先日スタートレックについて、「戦後アメリカの神話を再話する試み」だと書きましたが、日の仮面ライダーもきちんとそれをやっているということですね。ディ

    仮面ライダー……! - hazumaのブログ
    sakstyle
    sakstyle 2009/05/23
    :「キャラクター」社会的現実をサバイブしていくために必要な虚偽人格(「キャラを演じる」)で、もうひとつは要素の組み合わせによって結果的に生まれてしまう偽物のアイデンティティ(「キャラを立てる」)
  • perfume/ワンルーム・ディスコPV ダンスの解説とか - 技術教師ブログ

    以前のブログで一番反響のあった記事 perfumeのダンスを責める理由がただの俗流若者論 - BUILDING AND DEBUG ERROR に動画付きでperfumeのダンスを解説してほしいという声が出ていたので飲み会でperfume自慢できちゃう程度の少しだけ突っ込んだ解説をしてみたい。 ダンスがperfumeの持ちうる質 最初に、perfume音楽性にはいつも「代替可能性」が論じられる。ボイスエフェクトがあれば誰だってあの歌を歌えるのではないかという議論が批評の中で必ずと言っていいほど表れる。ぶっちゃけると同じような音楽であれば僕は鈴木亜美の中田ヤスタカ全曲完全プロデュースのALBUMもすごいと思った。なにがすごいかって、僕は無説明に紹介されて曲を聴いたときから3ヶ月間この曲を鈴木亜美が歌っていることを知らなかったのだ。アルバム名だけ知っていたので検索してみたら非常に驚いた記憶

    perfume/ワンルーム・ディスコPV ダンスの解説とか - 技術教師ブログ
  • perfumeのダンスを責める理由がただの俗流若者論 - BUILDING AND DEBUG ERROR

    つまりまとめると、 ほとんど静止するということがない リズムが感じられない 緩急がない 手足に神経が行き届いていない というところですね。ええっと、私が期待していたのは、「ここのこういう振りが難しいように見えて簡単」だとか、そういうダンスについての技術的詳細なのですが……。このような抽象的かつ精神論的な意見だけでは納得しかねるものがあります。 僕自身もダンスインストラクター・イベンターをして多くのダンサーを見てきました。その歴史的な観点から見てみればわかるのではないかと思います。 結論から言うと彼女たちのダンスは系統的な価値観を踏襲しているし、振り付けは簡単だけど技術的にはすごいものを持っているよというお話です。 あまりジャンルやアーティストなどの固有名詞を出すとごちゃごちゃするのでこれでも控えめに書きました。 1.ダンスにも色々あるよね クラッシックバレエ、クラシックジ