利根川水系の浄水場の水道水から国の基準を超える化学物質のホルムアルデヒドが検出された問題で、原因となった化学物質を含む60トンの廃液について、埼玉県の化学メーカーが、群馬県の業者に成分を正しく知らせないまま処理を委託した結果、処理能力が不十分な設備が使われ、川の汚染が進んだ疑いが強いことが埼玉県の調べで分かりました。 利根川水系の浄水場では、今月18日以降、水道水から次々に国の基準を超えるホルムアルデヒドが検出され、取水停止の動きが広がって、千葉県では36万世帯近くが一時、断水しました。 この問題で、本庄市の化学メーカー「DOWAハイテック」は、原因とみられる化学物質ヘキサメチレンテトラミンを含む60トンの廃液について、群馬県の産業廃棄物処理業者に成分を正しく知らせないまま処理を委託していた疑いがあることが埼玉県の調べで分かっています。 この結果、群馬県の業者は、処理能力が不十分な設備を使
利根川水系の水道水から国の基準を超える化学物質のホルムアルデヒドが検出された問題。 埼玉県は、原因とみられる化学物質について埼玉県の化学メーカーから処理を委託された群馬県の廃棄物処理業者が事情を知らずに川に排出した疑いがあると発表しました。 なぜ汚染は拡大したのか、さいたま放送局の板東昌利記者が解説します。 広範囲におよんだ影響 問題が明らかになったのは今月18日でした。 利根川水系から取水している埼玉県の行田市と春日部市の浄水場で、処理後の水道水から国の基準の1リットル当たり0.08ミリグラムを超える、最高で0.168ミリグラムのホルムアルデヒドが検出されたのです。 ホルムアルデヒドは毒性の強い化学物質で、ふだんは水道水からはほとんど検出されません。 このため埼玉県は、上流側の行田市の浄水場でその晩から翌朝にかけて取水を停止するという緊急の対応を取りました。 ところが、事態はさ
利根川水系の浄水場の水道水から化学物質のホルムアルデヒドが検出された問題で、原因となった化学物質の量は少なくとも数トンに上るとみられることが東京都の調査で分かり、都は利根川流域で大量の化学物質を扱う事業所などから流れ出た疑いが強いとみています。 利根川水系の千葉、埼玉、東京、群馬の各自治体が管理する浄水場では、今月18日以降、国の基準を超えるホルムアルデヒドが次々に検出され、取水停止や断水などの影響が一時、広がりました。 ホルムアルデヒドは川に排出された別の化学物質が浄水場の塩素と反応して出来たとみられ、東京都はこの濃度や拡散した範囲を基に排出された化学物質の量を推定しました。 その結果、排出された化学物質の量は、少なくとも数トンに上るとみられることが分かり、工場排水などの形で排出された場合、汚水全体の量はこれより大幅に増えるとみられています。 東京都は化学物質の入った容器が倒れた程度では
利根川水系の浄水場で国の基準を超える化学物質のホルムアルデヒドが検出された問題で、群馬県はホルムアルデヒドが検出された烏川などに5つの監視ポイントを設けて、引き続き汚染源を特定するための水質調査を行うことにしています。 この問題で群馬県は19日、ホルムアルデヒドが検出された烏川や上流の井野川など7か所で調査を行ったところ、4か所で処理後の水からホルムアルデヒドが検出されましたが、いずれも国の基準の1リットル当たり0.08ミリグラムを下回りました。 群馬県は汚染源を特定するため、県内を流れる烏川、井野川、利根川、神流川の4つの河川に5つの監視ポイントを設けて、引き続き、毎日、水質調査を行うことにしています。 ところで、群馬県の水道担当の幹部らが、今月17日に埼玉県から浄水場の水の汚染について連絡を受けたあと、内部の懇親会を開いていたことが分かりました。 これについて群馬県の関勤企業管理者は「
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