飲酒と骨粗しょう症【後編】適量飲酒、そしてビタミンE、D、Kを意識的にとる 2019/1/10 葉石かおり=エッセイスト・酒ジャーナリスト 「転んで、骨折して、そのまま寝たきり…」という恐怖のコースは誰しも避けたいもの。そこで気になるのが骨粗しょう症だ。実は、骨粗しょう症による骨折リスクは飲酒と関わりがある。また、お酒で顔が赤くなる人は骨折リスクが高いという。 では何か打つ手はあるのだろうか――。「飲酒と骨粗しょう症」の後編となる今回は、骨折リスクを下げるために、飲酒面や日々の食事などで気をつけるべきことを、慶應義塾大学医学部の宮本健史さんに聞いていく。 「寝たきり」につながるリスク要因として、近年大きな問題となっている「骨折」。そしてシニアの骨折と深く関わっているのが「骨粗しょう症」だ。前回は、慶應義塾大学医学部 整形外科学 先進運動器疾患治療学寄付講座 運動器科学研究室 室長の宮本健史