日本の粉ミルク、品質に問題=販売停止・回収を決定−香港 日本の粉ミルク、品質に問題=販売停止・回収を決定−香港 【香港時事】香港政府食品・衛生局は8日、市販粉ミルクのサンプル調査を行った結果、森永乳業と和光堂の製品にヨード不足の問題があることが分かったと発表し、使用しないよう市民に呼び掛けた。 政府食品安全センターからの連絡を受け、輸入業者は両社製品の販売停止と回収を決定。同センターは既にこれらの粉ミルクを飲んだ乳児を対象に10日から検査を実施する。 品質に問題があった製品は生後6カ月以下の乳児用。地元のテレビ・ラジオによると、同局の高永文局長(閣僚)は記者会見で、両社の製品について「ヨード含有量が世界保健機関(WHO)の基準の3分の1以下しかない。乳児の甲状腺や脳の発育に影響を与える可能性がある」と説明した。(2012/08/08-22:01)