経済産業省は南鳥島の沖合の海底に存在する希少金属=レアメタルついて、国際機関から探査の承認が得られたと発表し、今後、15年間にわたって日本が独占的にレアメタルの探査を行うことになりました。 経済産業省によりますと、南鳥島の南東の沖合、およそ600キロメートルの公海には、深さ1000メートルから2000メートルの海底に、コバルトやニッケルといったレアメタルを含む鉱物が多く存在していることがこれまでの調査で分かっているということです。 これについて、経済産業省からの委託を受けたJOGMEC=石油天然ガス・金属鉱物資源機構は、公海で、埋蔵量などの本格的な探査を行うのに必要な手続きを、専門の国際機関である国際海底機構に申請していました。 その結果、19日、あわせて3000平方キロメートルの海域で日本が今後、15年間、探査を行うことが承認されました。 レアメタルはリチウムイオン電池や自動車のエンジン