記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 最近の先進的な農業は、工業技術をふんだんに取り入れている。先端のIT技術を活用した精密農業、あるいはスマート農業と言われるやり方が開発され、普及しつつある。 例えば、各種センサーを搭載した装置を農地に設置することで、遠隔から24時間農地の状況を監視することができる。また一片の農地でも土中の栄養分にバラツキがあるが、農地を細かく分けて必要な部分に必要な量だけの肥料を投入すれば、無駄なコストを節約することができる。 さらに、GPSにより得られた葉の色の情報から作物の生育状況を判断し、最も良い状態のときに収穫することが可能になる。つまり、コストダウンと高品質化により所得を向上させることが可能となるのである。農業分野でもイノベーションには目覚ましいものがある。 具体的には、GPSを活用