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2024-10-28

花とゆめ」史上最も重要マンガ10選 拾遺 ※この記事10作品を選んでおりません、ご注意

10選+他」、増田はまずは ↓ で言及しております

anond:20241026155810

上記記事に対して皆さまから寄せられたブコメトラバをまとめました! 27日27時ごろまでのコメント基本的には全て網羅した、元記事増田が挙げていなかった作品群です。みなさまの知見でリストが充実。気まぐれにひと言追加したりしなかったり。作品推しではないかも? の場合も、とにかくお名前は載せました。抜けがあったら申し訳なし。誤字はこっそり直してますので、ぜひご指摘ください。ありがとうございます。この記事について寄せられたブコメを拝見して、注釈追記しております

草凪みずほ暁のヨナ』がないのはありえん

大変失礼いたしました…。「ガラかめ」を殿堂入りにしてご用意した1枠にてお許しいただきたく(名案)

本誌「花とゆめ」のリストに入っててほしい(五十音順漫画家名のみ記載場合増田セレクト代表作を仮置き。仮置きしたものについてのみ、本記事にいただいたコメントで具体名が挙がったら差し替えます

愛田真夕美『マリオネットシリーズ

亜藤潤子『扉を開けて』

絵夢羅『Wジュリエット

遠藤淑子天使ですよ』この方も支持多し! なぜか別花の印象が強く。本誌でピックアップいたしました

喜多尚江『夏の王国

神坂智子シルクロードシリーズ』80年に楼蘭美女発見→81年『キャラバンの鈴』で仕事の速さとイマジネーションの豊かさに震えた

椎名橙それでも世界は美しい

柴田昌弘『紅い牙 ブルーソネット』。『タイタニック80』で「花ゆめ」に颯爽と見参。『第3の娘』含む1980年短編執筆数が一番多く、しかし白泉SF短編ほとんどが電書化されていないのはまさに損失…!『ブルソネ』は白泉社コミックス4巻カバー(訂正・3巻でした、すみません)の青いソネットが神々しい美しさ

高野まさこ『シュガーベビー

立花晶サディスティック・19』へいマン

仲村佳樹スキップ・ビート!』『東京クレイジーパラダイス

猫十字社小さなお茶会』Xに流せば2024年の新作で通用しそう。「ビン」の話が好き

樋口橘学園アリス

日高万里『秋吉家シリーズ

藤崎真緒『瞳・元気 KINGDOM』

藤田貴美『赤い群衆』たくさん作品がある中で、何故これを。何故これををを(歓喜

松下容子闇の末裔

南マキS・A

望月花梨『笑えない理由

谷地恵美子『すーぱぁキッド

山下友美DJシリーズ

山岸凉子アラベスク』『妖精王

山中音和『少年帝王

吉村菜由『政がゆく』

この漫画家ならこちらもよき

河惣益巳『風の城砦』『火輪』

川原泉『美貌の果実』 ( 『架空の森』推し)『銀のロマンティック…わはは』『森には真理が落ちている』『メイプル戦記』『食欲魔人シリーズ

佐々木倫子忘却シリーズ

師走ゆき高嶺と花

鈴木ジュリエッタ悪魔ドルチェ

日渡早紀『アクマくんシリーズ

星野架名『Kの告白』『ビリーエメラードシリーズ

山内直実『ざ・ちぇんじ』

山口美由紀『フィーメンニンは謳う』『音匣ガーデン』『おんなのこ季節』『V-K☆カンパニー

由貴香織里伯爵カインシリーズ

羅川真里茂いつでもお天気気分

和田慎二ピグマリオ』は金字塔

「別花」枠でノミネート

神谷悠迷宮シリーズ

森次矢尋高校生探偵 北詰拓シリーズ

少年ジェッツ」→「月刊コミコミ」ですよ

柴田昌弘ラブ・シンクロイド

LaLa」ですよ (「花とゆめ掲載作品だと思って挙げた方・「LaLa」なら〇〇が好き! と書きこんでくださった方、取り混ぜて拾っておりますリスト捗った!)

あさづき空太『赤髪の白雪姫

我孫子三和『みかん絵日記みかんといえば当時は逢坂みえこ永遠の野原』のみかん(犬)ではなく、こちらの方が知名度あったかな…。あの頃の「LaLa」一番手くらいに人気あったんじゃなかったか

天乃忍ラストゲーム

樹なつみ朱鷺三角』『パッションパレード』『八雲立つ』『Ozエピローグプロローグでもあった『ラヴ・ストーリィ』(『朱鷺三角』所収)。構成の妙よ。読みながら最後に「えーっ!」と声が出た

大島弓子綿の国星

可歌まと狼陛下の花嫁

木原敏江摩利と新吾

玖保キリコシニカルヒステリー・アワー』

桑田乃梨子『あぶないティーチャーシリーズ

坂田靖子バジル氏の優雅生活

篠有紀子『センシティヴ・パイナップル』( 「閉じられた9月」所収)←増田お気に入り

しばたひろこ『ムーンドロップ町のかしこうさぎさん』

縞あさと『君は春に目を醒ます

清水玲子『月の子

田中メカキスよりも早く

津田雅美彼氏彼女の事情

成田美名子エイリアン通り』『CIPHER

猫十字社『黒のもんもん組』

葉鳥ビスコ桜蘭高校ホスト部

ひかわきょうこ時間をとめて待っていて』『彼方から

緑川ユキ『夏目友人帳

森生まさみ感嘆符なしでは語れない』『聖・はいぱあ警備隊

山岸凉子日出処の天子

柳原望『まるいち的風景

やまざき貴子っポイ!

わかつきめぐみSo What?』

以下の作品群は、上記リストを見て「LaLa」に言及したくなった増田セレクトです

佐々木けいこ『信長日記みなもと太郎風雲児たち』(1979~)とほぼ同時期に始まった、おそらく本邦初の信長ギャグ漫画

かわみなみシャンペンシャワー1983年連載開始。南米プロリーグ舞台とした、サッカーワールドカップ出場を目指す物語

『日処』といい、ものすごい漫画が「LaLaから出るんですよね。増田の年齢的には森川久美南京路に花吹雪』も忘れ難く、当時の成田美名子は『エイリアン通り』を連載中、樹なつみブレイク作品マルチェロ物語』もこの頃で、「LaLa最初黄金期だったような。月刊誌(作画時間に余裕が出る・ページ数多くてOK)の性格上、先行の「花ゆめ」に対して大作路線に舵を切って差別化してたのかも。といいつつ増田はその少し前の高口里純トロピカル半次郎』が好きでした。歌って踊れる数学教師

80年代初頭はまだ「別冊」「増刊」がなかったせいか美内すずえが『ガラかめ』と『聖アリス帝国』『黒百合系図』、魔夜峰央は『パタリロ!』と『ラシャーヌ!』、高口里純が花ゆめでは『久美と森男のラブメロディ』を手掛けるなど「花ゆめ」「LaLa」掛け持ち組がいらした記憶

筑波さくら『目隠しの国』 『嘘解き』路線で別原作なら、ぜひこの作品実写化してほしい…!

ぶ~け」ですよ

竹坂かほり『空のオルガン

吉野朔実少年荒野をめざす』

清原なつの( 「ぶ~け」の印象が強いです)『花図鑑

講談社ですよ

末次由紀ちはやふる

秋田書店ですよ

青池保子エロイカより愛をこめて

パタリロ!」 ×同性愛→〇少年

これは間違ってはいけない単語でした。モー様案件は『スター・レッド』「AーA’』あたりが好きで『トーマの心臓方面に疎いのが、語るに落ちてしまった。また、作中にチラッと出てきた「ギムナジウム」より、パタリロといえば、の「クックロビン音頭」がそもそもモー様大リスペクトだったという。ご指摘深く深く感謝です。

LaLa」は雑誌を購読していなかったので断片的にしか語れず。寄せられただけでも10選は難しそう。後は頼んだ! みなさまありがとうございました!

2024-10-26

花とゆめ」史上最も重要マンガ10

10/27 27時ごろまでにいただいたブコメトラバをまとめました! お寄せいただいた知見に助けられております。ご興味のある方はぜひ。

anond:20241028032312

<以下本文>

集英社別冊マーガレット」の名編集長・小長井信昌が74年「花とゆめ」創刊編集長就任(のちに「LaLa」「ヤングアニマル」でも創刊編集長を務める)。氏が別マから引き抜いてきた漫画家が、最初期の「花とゆめ」を支えた。

美内すずえガラスの仮面』(1975~)

和田慎二スケバン刑事』(1975~82)

 2作まとめて、令和の今でも作品が生きているな、と思わせる説明不要の名作(前者は「連載中」ではありますが)。月刊誌→月2回刊化の目玉として2作同時に連載スタートコンテンツの息の長さに、編集長の慧眼が察せられる。

魔夜峰央パタリロ!』(1978~)

 主人公マリネラ王国国王パタリロに次いで2番手キャラクターはMI6少佐バンコラン。彼は主に美少年を愛好する同性愛者で、本作はギャグマンガだが 「同性愛であることそのもの」を揶揄していない点に、作者の品格を見る。

 作中に「ドイツギムナジウムで一緒だったんです」「11月ごろ?」というやり取りを挟むなど萩尾望都ファンであることがわかる。82年アニメ化。「花とゆめ」というより白泉社として最初アニメ化

(ここまでが集英社移籍組)

川原泉甲子園の空に笑え!』(1984

 どの作品を推すかが分かれる。世間的には『笑う大天使』(1987~88)が有名で傑作集を出す際のアンケートでも番外編の『オペラ座の怪人』(1988)が2位だが

 ・作者ご本人はまったくスポ根の人ではないのに、スポーツものに傑作がある

 ・甲子園という制度批評視点を投入 と、一歩踏み込んでいる本作をリストアップ個人的には『月夜のドレス』(1984)が好き。

日渡早紀ぼくの地球を守って』(198692)

 メディアミックスとしてはOVAのみであるが「前世ブーム」の火付け役として爆発的な人気を誇った。※ラジオドラマあり。ブコメご指摘感謝

 『スケバン刑事』のような「悪に対する憎悪」ではなく「優秀だが他人を寄せ付けない戦災孤児と品行方正な優等生との、互いに相反する感情」など愛憎の陰影が濃い大人びた作風に、当時の読者(主に10少女)は魅了された。

 「久しぶり 君には心底会いたかったよ 秋海棠」以上にインパクトのある「ひき」を未だに知らない。

佐々木倫子動物のお医者さん』(1987~93)

 こちらも説明不要の名作。菊池規子『わが輩はノラ公』(1973~78)以来人語を話すペットが出てくる作品はたびたび登場したが 「人語は解するけどしゃべれない(しかし主張はする)動物たち」が出てきたところが新機軸。よくない形で「ハスキーブーム」がありました…。

 ※飯森広一『ぼくの動物日記』(1972~75)はノンフィクションなので除外してます

(このあたりで「男性読者も多い花とゆめ時代終焉したと思っている)

羅川真里茂赤ちゃんと僕』(1991~97)

 続く『ニューヨーク・ニューヨーク』(1997~98)、『しゃにむにGO』(1998~2009)と第一線で花ゆめ本誌を支えた大功労者。『赤僕』は白泉社では初めて他社の漫画賞(小学館漫画賞・1994)を受賞。ヤングケアラー立場に置かれた小学5年生が主人公90年代父子家庭活写した作品となった。熱量のあるドラマ巧者。

中条比紗也花ざかりの君たちへ』(1996~2004)

 2006年台湾ドラマ化、2007・2011に日本、2012に韓国ドラマ化。そして今年、初のアニメ化が発表されている。日本ではプライム枠連ドラ案件で『ガラかめ』『スケバン刑事』とは違う、読者ターゲットを広く取れるラブコメが、あの「花ゆめ」から出たのだなぁと感慨。

高屋奈月フルーツバスケット』(1998~2006)

 アラサーアラフォーですかね)のオタク女子から作品名が挙がることが多い。

 2007年に「もっとも売れている少女マンガ」として、ギネスブック認定されているそうで2001年アニメ化・2019~21の再アニメ化・2022の劇場上映の実績は立派。十二支を背景にしたキャラ設定等、往年の「花ゆめ」らしさが光る(私見)。

(ここから00年代デビュー漫画家が飛んでしまます申し訳なし…)

師走ゆき多聞くん、今どっち!?』(2021~)

 連載中のラインナップで、今一番勢いがあると思われる作品アニメ化も決定。男性アイドルキャラ)・推し活…と、イマドキの設定は鈴木ジュリエッタ推し甘噛み」(2022~)でも同様で、ここが今の「花とゆめ」の現在地である

 ※「創刊50周年記念 花とゆめ展」ブックレットでは2人の対談が掲載されている

三原順はみだしっ子』(1975~81)

 選外ってありえないですよね。すみません…。

高口里純『久美と森男のラブメロディ』シリーズ(1979~82)

 『花のあすか組』(1987~95)が代表作でありつつ『グランマの憂鬱』(2015~)が昨年萬田久子主演でドラマ化もされている、息の長い漫画家

 1985年角川書店(当時)がコミック進出して地殻変動が起きた年で、そのタイミングで白泉専属ではなくなってしまった。 「別冊花とゆめ」連載「赤鼻のアズナブル」(1982~83)、別花短編だと「優しい瞳」(1984)が好き。

酒井美羽『マンハッタンサンセット』(1980)

 この方も白泉社を離れ角川へ。『ミミと州青さんシリーズ』(1979~85)が人気&今はなき「シルキー」でレディースたくさん描いてましたが、一瞬ミステリーサスペンスものも手掛けていました。こっち路線もよかったのになぁ。増刊号掲載『異国にて』(1984)がベストですが本誌掲載作ということで『マンハッタン』を。

柴田昌弘『第三の娘』(1980)

 別マ移籍組、和田慎二の盟友。『紅い牙 ブルーソネット』(1981~86)ですよね。とはいえこのシリーズ別マから移籍なので、あえて本誌掲載短編を選んでみました。綾波レイみたいなタイトルですが、まさに綾波のようなお話です(ネタバレ回避)。

河惣益巳ツーリングエクスプレス』(1981~87)

 ヨーロッパ舞台にした華やかな作風。ほかの作品海外モノ多し。

野間由紀パズルゲームはいすくーる』(1983~90)

 制服高校生ミステリもの嚆矢といってよいのでは。近い年次のデビューだと佐々木倫子よりずっと早くブレイクメディアミックスに縁がなかったのが不思議表題作では『消えた肖像画』が大変な秀作。1巻所収。

星野架名『緑野原学園シリーズ』(1983~92

 「花とゆめ」の「80年代後半のSFもの」のストーリーや絵柄の象徴キャラ造形についてはフォロワーがたくさんいた記憶

那須雪絵『ここはグリーン・ウッド』(1986~91)

 代表作はこれだってわかってるけど、白泉社作品なら私は『フラワーデストロイヤー』シリーズ最終編 『ダーク・エイジ』(1991)が好き。

山口美由紀プリンセス症候群』(1988)

 1巻完結の表題作かわいい短編集。所収の『月光夜曲ムーンライトセレナーデ−』がすごくよかったの、思い出しました。ビッグヒットがないの、なんでなんだ…。

山内直実なんて素敵にジャパネスク』(1988~93)

 氷室冴子原作ものの中で、長く支持されたコミカライズ成功例かと。

由貴香織里天使禁猟区』(1994~2000)

 すごく売れてた! 世界観が魅惑的で熱いファンが多く、「ぼく球」以来のビッグタイトルが出たと思いました。絵のタッチも今見ても素晴らしい。

山田南平紅茶王子』(1996~2004)

 代表作はこれだってわかってるけど「赤僕」より少し前にスタートした『久美子&信吾シリーズ』(1990~97)が好き。女子高生小学男子カップル物語大人になった坂田小沢にはハッピーエンドになってほしかったなー。

鈴木ジュリエッタ神様はじめました』(2008~16)

 いずれ『推し甘噛み』の人になるかもですが、まだこちらの方が有名かと。2012・15のアニメ化聖地巡礼企画も出ていました。

安斎かりん『顔だけじゃ好きになりません』(2020~)

 こちらも「推しもので、実写映画化が決定しています

<番外・別冊花とゆめ枠>

都戸利津『嘘解きレトリック』(2012~18)

オリジナルコミックス「環状白馬車掌の英さん」(2009)からずっと、ハートフルストーリーを展開。恋愛重視の作風ではない、往年(年配)の読者が考える「花ゆめらしさ」は別花に残っていたのかも。それがまさか月9原作。やはり時代は変わった。

明智抄サンプル・キティ』(1993~95)

ここまで挙げた白泉社作品の中では一番好き。とはいえ代表作は『始末人シリーズ』(1983~91)かと。このパターン多い。大大大好きな明智抄で(同人誌単行本未収録作品集」全5巻はコンプリート10選にも入れたかったのですが、作品リストを振り返ると『始末人』ですら本誌・別冊を行ったり来たり(後半は別花)、かと思うと「チツケイレン」の「アフロディーテはきずつかない」(1988)が単発で本誌に載ったりして、編集部運用どうしてたん…と。これからも読み続けることには変わりないのですが。

近作に抜け漏れ多くてすみません。明らかな抜けは増田知識アンテナが欠落している箇所です。とはいえ総論として、ガラかめ動物のお医者さんまでは不動かな、と。

もしよかったらブコメでいろいろと教えてください。

※著者名誤り、表記等一部修正しました。ご指摘ありがとうございました(深謝)。

2024-06-17

anond:20240617204720

「目に焼けた鉄の棒差し込んで殺す」とか普通少女漫画では「無い」

和田慎二作品ではまあまあ普通から困る

ピグマリオとか超少女明日香シリーズとか忍者飛翔シリーズとかでも似たようなシチュがあったはず

2022-09-15

君は京都水族館の超特大オオサンショウウオぬいぐるみを知っているか

ほぼタイトル落ちみたいなものだけど、公式オンラインショップで買って色々と捗ったので書いてみることにした。

超特大オオサンショウウオぬいぐるみと初めて出会ったのは去年から一昨年にかけてのことだったと思う。

観光とも旅行もつかぬ、午前中に家を出て新幹線の車内でビール飲みながら弁当を使って午後は用事を済ませてホテルに戻って一杯、みたいなよくある一泊二日の旅。

帰りの午前中がポッカリと開いていたのでホテルの周囲をブラブラ散策するかー、そういや京都水族館ペンギンの相関図でバズってたなぁと思い出し、折角なので行ってみることにした。

この時点でオオサンショウウオ自体アウトオブ眼中だったのだが、館内に入るや否や圧倒された。なんなんだ、このオオサンショウウオ推しは!

入口を入ってすぐといえば、もうちょっとキャッチー生物を展示してあるものじゃないのかと訝る増田を尻目に、彼らはプチャプチャ所狭しと言わんばかりに泳ぎ回り、あるいは何か仲間同士でワチャワチャ、あるいは泰然自若にのたりくたり、と愛らしい姿を振りまいているではないか

今までのオオサンショウウオ知識といえば和田慎二漫画銀色の髪の亜里沙」くらいしか無かった増田は、初めて見るその姿にはノックアウトされ小一時間ほど佇んでしまっていた。元より爬虫類両生類が大好きなのである

気付いた時には、頭にあったペンギンの相関図は吹き飛んでしまっており(これはこれで面白かったです。あとクラゲの展示がロマンティックで素敵だったんですが周囲はカップルばかりで浮いてしまってました)

オブジェとして展示されていた超特大オオサンショウウオぬいぐるみに魅了されてしまった。

デカい。とにかく、デカい!人の身長くらいは優にあり、綿がパンパンに詰まったフカフカなお手手(ちゃんと生態に合わせて前脚と後脚の指の本数が違う!芸が細かい!)、キュート眼差し。模様もキチッと再現され隙が無い。

欲しい~、ねぇママこれ欲しい~!と心の中の五歳児が駄々をこねているのを必死で宥め透かし、この手の施設ミュージアムショップあるから落ち着けと理性でコントロールし、途中の展示は楽しみつつも足早に順路を急いだ。

そして途中の売店で小さいサイズオオサンショウウオぬいぐるみ達に心を奪われつつ、いざ本丸。そして轟沈。お値段、28,233円なり(現在オンラインショップでのお値段です。当時もそれくらい)。

さ、さまんえん弱は……途中でブラリと寄った所で買うグッズには……ちょっと、出せないぃ……。

今の自分視点からは「買えーっ!買えーっ!」とノスタル爺が叫ぶものの、如何せん一目惚れしたばかりだ。愛はここから育んでいくものさ!ご縁があれば、また会える!と、おためごかし

3千円くらいのLLぬいぐるみを買ってお茶を濁しつつ、帰路についた。ちなみに、この子抱き枕として申し分ない大きさだったので、毎晩ぎゅっとして寝てるよ

帰るや否やオンラインショップブクマし、時々ページを眺めて入荷があれば値段に煩悶し、売切れたら落胆し、を繰り返していたのだが、最近ようやく清水の舞台から飛び降り覚悟を決めてポチり、お迎えした。してしまった。最高です。もう言葉はいらない

2022-07-01

史上最も偉大な日本漫画家100人

作家デビュー代表
長谷川町子1935年サザエさん』『いじわるばあさん
手塚治虫1946年鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『火の鳥』『ブラックジャック
藤子・F・不二雄1951年オバケのQ太郎』『パーマン』『ドラえもん』『キテレツ大百科
藤子不二雄A1951年オバケのQ太郎』『忍者ハットリくん』『怪物くん』『笑ゥせぇるすまん
石ノ森章太郎1954年サイボーグ009』『仮面ライダー
横山光輝1954年鉄人28号』『伊賀の影丸』『魔法使いサリー』『バビル2世』『三国志
松本零士1954年宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999
さいとう・たかを1955年ゴルゴ13
つのだじろう1955年空手バカ一代』『恐怖新聞』『うしろ百太郎
赤塚不二夫1956年おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』『天才バカボン
ちばてつや1956年あしたのジョー
白土三平1957年カムイ伝
水木しげる1958年ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん
水島新司1958年ドカベン』『あぶさん
モンキー・パンチ1959年ルパン三世
梶原一騎1962年原作)『巨人の星』『あしたのジョー』『タイガーマスク
本宮ひろ志1965年男一匹ガキ大将』『サラリーマン金太郎
山上たつひこ1965年がきデカ
永井豪1967年ハレンチ学園』『デビルマン』『マジンガーZ』『キューティーハニー
池田理代子1967年ベルサイユのばら
美内すずえ1967年ガラスの仮面
竹宮惠子1967年風と木の詩』『地球へ…
一条ゆかり1968年有閑倶楽部
萩尾望都1969年ポーの一族』『トーマの心臓』『11人いる!』
吾妻ひでお1969年ふたりと5人』『ななこSOS』『失踪日記
あだち充1970年タッチ』『みゆき』『H2
和田慎二1971年スケバン刑事
村上もとか1972年六三四の剣』『JIN -仁-』
大友克洋1973年AKIRA
車田正美1973年リングにかけろ』『聖闘士星矢
魔夜峰央1973年パタリロ!』『翔んで埼玉
弘兼憲史1974年課長島耕作』『人間交差点
鴨川つばめ1975年マカロニほうれん荘
秋本治1976年こちら葛飾区亀有公園前派出所
鳥山明1978年Dr.スランプ』『ドラゴンボール
高橋留美子1978年うる星やつら』『めぞん一刻』『らんま1/2』『犬夜叉
ゆでたまご1978年キン肉マン
北条司1979年キャッツ♥アイ』『シティーハンター
池野恋1979年ときめきトゥナイト
荒木飛呂彦1980年ジョジョの奇妙な冒険
高橋陽一1980年キャプテン翼
士郎正宗1980年攻殻機動隊
福本伸行1980年アカギ』『賭博黙示録カイジ
ゆうきまさみ1980年『究極超人あ〜る』『機動警察パトレイバー
原哲夫1981年北斗の拳』『花の慶次 ―雲のかなたに―』
まつもと泉1982年『きまぐれオレンジロード
吉田聡1982年湘南爆走族
日渡早紀1982年ぼくの地球を守って
しげの秀一1983年バリバリ伝説』『頭文字D
森川ジョージ1983年はじめの一歩
浦沢直樹1983年YAWARA!』『MONSTER』『20世紀少年
高田裕三1983年『3×3 EYES
さくらももこ1984年ちびまる子ちゃん
森田まさのり1984年ろくでなしBLUES』『ROOKIES
小畑健1985年ヒカルの碁』『DEATH NOTE』『バクマン。
岩明均1985年寄生獣』『ヒストリエ
こしたてつひろ1985年炎の闘球児 ドッジ弾平』『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』
矢沢あい1985年天使なんかじゃない』『ご近所物語』『NANA
青山剛昌1986年名探偵コナン
藤島康介1986年逮捕しちゃうぞ』『ああっ女神さまっ
高橋和希1986年遊☆戯☆王
冨樫義博1986年幽☆遊☆白書』『HUNTER×HUNTER
武内直子1986年美少女戦士セーラームーン
神尾葉子1986年花より男子
樫本学ヴ1986年学級王ヤマザキ』『コロッケ!
西森博之1987年今日から俺は!!
和月伸宏1987年るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』『武装錬金
臼井儀人1987年クレヨンしんちゃん
井上雄彦1988年SLAM DUNK』『バガボンド
藤田和日郎1988年うしおととら』『からくりサーカス
皆川亮二1988年スプリガン』『ARMS
奥浩哉1988年GANTZ
CLAMP1989年魔法騎士レイアース』『東京BABYLON』『カードキャプターさくら
椎名高志1989年GS美神 極楽大作戦!!』『絶対可憐チルドレン
藤沢とおる1989年湘南純愛組!』『GTO
高橋ヒロシ1989年クローズ
板垣恵介1989年グラップラー刃牙
曽田正人1990年シャカリキ!』『め組の大吾』『昴』
うすた京介1990年セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』『ピューと吹く!ジャガー
椎名軽穂1991年君に届け
樹林伸1992年原作)『金田一少年の事件簿』『サイコメトラーEIJI』『神の雫
高屋奈月1992年フルーツバスケット
赤松健1993年ラブひな』『魔法先生ネギま!
あずまきよひこ1994年あずまんが大王』『よつばと!
村田雄介1995年アイシールド21』『ワンパンマン
羽海野チカ1995年ハチミツとクローバー』『3月のライオン
岸本斉史1996年NARUTO -ナルト-
久保帯人1996年BLEACH
種村有菜1996年神風怪盗ジャンヌ』『満月をさがして
尾田栄一郎1997年ONE PIECE
荒川弘1999年鋼の錬金術師
原泰久1999年キングダム
大場つぐみ2003年原作)『DEATH NOTE』『バクマン。
松井優征2004年魔人探偵脳噛ネウロ』『暗殺教室
和久井健2005年新宿スワン』『東京リベンジャーズ』
諫山創2009年進撃の巨人
石田スイ2010年東京喰種トーキョーグール
藤本タツキ2013年チェンソーマン
吾峠呼世晴2014年鬼滅の刃
芥見下々2014年呪術廻戦』

2022-05-10

anond:20220510110125

トラバでもブコメでもまだ誰も触れてないやつだと、和田慎二超少女明日香シリーズがあるな(掲載誌や既刊コミック出版元の移動があってゴタゴタしたり、作者の別作品と(或いは別作品が)クロスオーバーしてたり、設定改変した新シリーズが始まったりして錯綜してる上に、作者死亡で未完で終わった)

2022-03-15

anond:20220314110028

戦う少女文脈でまとめるなら、「ラ・セーヌの星」、学年誌に載ってた「黒いチューリップ」(検索したけど出てこない…記憶ちがいか…?)と、「超少女明日香」「スケバン刑事」の和田慎二作品、「ブルーソネット」「闇のパープルアイ」、変身しないけど「口紅コンバット」、映画ニキータ」なんかもなんとなく繋がりを感じる。

(怪盗アマリリスアイドル編は明確にクリィミーマミのパロなので除く)

少女じゃないけどおばさんが戦う映画グロリア」はかっこいい。エヴァダメ大人に通じる。

……何もかもみな、懐かしい……

2021-07-08

anond:20210708110204

でも「ちょっとした刺激でチンコが目立って恥をかく。女は欲情が表にでないだけで傲慢だ!」っていう逆の見地を一番最初に世の中に出したの竹宮恵子の1980年代作品やで

高橋留美子だって両性の眼差しをうまく表現できる(女っぽい男性も、男っぽい女性も)

あそこまで共感能力ある化け物がバカスカでていた70年代組がいて男のほうがなぜやらなかった?っていわれると、

やっぱり基礎的になんかが足りてなかったんやろなぁと

二次的にはバトル漫画=金という環境しか用意されてなかったせいかもしれんけど

そのあと和田慎二だの魔夜峰央もでたけど男は読まなかったんかなぁ

立原あゆみ男性)の「麦ちゃんのウィタセクスアリス」もあったわなー

今も大島薫もいるもちぎもいる

なんも知らんやつらが自分でつくったツイッタータイムラインながめておかしいって騒いでるだけやな

2020-07-19

anond:20200719031405

24年組とその後続世代を中心に

1970~80年代中ごろの少女漫画面白いのは必然

なぜかというと「少年漫画でできないことができる」一種解放区だったか

現在でこそマニアック漫画専門誌は多い

が、当時は漫画自体の数が今より少なく

メジャー出版社少年漫画青年漫画とかの建前上の枠に束縛されていた

当時の男の子向けと言ったら

不良、スポーツ、不良、スポーツ、不良、スポーツ、不良、スポーツ、が王道

SFファンタジー不条理雑学衒学ギャグなんて

「どこに需要があるの?」みたいな扱い

しかぁし!

少女漫画は外見上だけ美男美女が出てくれば何でも許された

いい例が魔夜峰央とかだろうな。『パタリロ!から美少年を取ってみろ

国際謀略スパイアクションホラー落語に……どこが少女漫画やねん

当然、少年漫画だったらますますもって編集者相手してくれない

あと

萩尾望都竹宮恵子が切り開いた初期やおい(「BL」じゃないぞ)ブーム

大いなる追い風となった

少女漫画といいつつ男キャラばかりの話でもOK

美少年が出てくれば舞台中世でも19世紀でも可

主要登場人物金髪碧眼の外国人ばかりでも可むしろ大歓迎

(当時の少年漫画でこれはなかなか受け入れられにくい)

そんなわけで吉田秋生BANANA FISHみたいな怪作も成立した

1980年代当時の少年漫画ヤンキー臭いスケールの小さな不良バトルばかりの中

本物のピストル振り回して政財界の大物の大人と戦う少年の話の方が

よっぽど面白いだろ!! などと思った男子は俺だけではないはずだ(偏見

ドラクエが売れて「ヒロイックファンタジー」なるジャンル

小学生でも知ってるメジャー存在となったのはやっと1980年代後半

その数年前から和田慎二は地味ぃにピグマリオを描いていた

これも当時の少年漫画誌だったら許されなかったよな…

元増田の話とは随分ずれてしまって申し訳ない

とにかく、かつて今ほど漫画雑誌が多様化してなかった時代には

少女漫画ニッチ実験場だった時代があったんだ(遠い目

うるせえよ老害年寄り

追記1】

「『やおい』ではない」「『少年愛』では?」「『JUNE』では?」

すまん、少なくとも1970年代1980年代中期「BL」という語句

まだ聞かなかったから、とりあえずこの語句表現した

追記2】

少年漫画誌、青年漫画誌でも実験的なSFやらファンタジーやら作品はあった」

たとえば70年代末期~80年代初頭の少年ジャンプが

諸星大二郎星野之宣などのような異才も取りあげた点は評価せねばならん

が、寺沢武一みたいな例外別にすれば安定した長期連載は少なかった印象

追記3】

「お前が言ってるのは『花とゆめ』とか一部の少女漫画誌の話だろ」

かに当時も大多数の少女漫画普通中高生男女の恋愛物だったと思う

が、俺はそーいうのに興味なかった

(↑典型的な、非日常的な作品ばかり好む社会性のないオタ)

追記4】

1990年代末~2000年代初頭のエロゲと同じだ」

その通り! 今にして思えば、虚淵やら奈須やらその他を輩出した

当時のエロゲ業界こそ、団塊ジュニア世代オタククリエイターにとっての

(1970末~80年代初頭のような)古き良きボーナスステージだったんや

追記5】

――以上全部年寄り臭い、すごく年寄り臭い

すまん(50歳)

2019-04-28

anond:20190428015710

同人とかコミケとか全然知らなかった頃に、高校の友人がその手のアンソロをなぜか強引に貸してくれて、まこ亜美にハマったなぁ。セーラームーンでこんなのありか、とびっくりしたが。

ただ、その当時、和田慎二先生の昔の作品古本屋さんで出会い、強い女性主人公が可愛らしい女友達イチャイチャするシーンを読んで(多分『怪盗アマリリス』か『スケバン刑事』かな?)ある種、物語の本編以上になんかすごくドキドキしてしまった。

こういうのが百合っていうのを知ったのは、この10年以上後の話だけれど。

和田慎二先生、遺作の『傀儡師リン』でも百合っぽいシーンが結構あったから、今ならガチガチアクションバトル百合で名作を、と思えて残念。萌え燃えの両輪で面白かったんじゃ?

そんなわけで自分場合セーラームーン(というか「まこ亜美二次創作)と和田慎二作品百合きっかけかなぁ。バトル百合

この辺り、たしかコミック百合姫百合ヒストリー特集とかでも、あんまり取り上げてもらってないかも?

ゆるゆり』みたいな日常系楽しいけど、セーラームーンセーラーギャラクシア(原作版)、麻宮サキと海槌麗巳みたいな強烈なライバル百合を読みたいなぁ。歴史に学んで、どなたか描いてくださらないだろうか。

……ミラクるんとライバるんがいるって?

2017-09-07

白泉社前史

 白泉社創立の由来は、当時集英社織田信長みたいな、能力と才能を持ち容赦なかった若菜正の、ライバル・梅村義直追い出し策にある。その頃の集英社派閥は大きなものが二つあり、少年ジャンプを中心とする長野規一派(少年漫画派)と、ノンノマーガレットを中心とする若菜正一派(少女漫画広告取り雑誌派)がいた。両派閥の内部での結束と団結は強く、必然的派閥外の者(特に二人より年長の者)は追い出されることになった。

 梅村義直はかつてりぼん編集長であり、それより出世して当時、りぼん内での独立系派閥を持っていた。梅村義直の忠実な家臣の小森正義は、りぼんから別冊マーガレットに移り、さら白泉社移籍した。山岸凉子三原順などのコネクションは小森に由来する。

 小長井信昌は少年漫画部門にいた関係長野規の盃を受けた身であり、少年漫画編集の野望を抱きながら(それは後年、白泉社少年漫画雑誌創立につながることになる)、その手法少女漫画に生かし、別冊マーガレット美内すずえ和田慎二などを育てた。編集者の腕と頭の切れは抜群であるが、ワンマンで旗幟不鮮明な小長井は若菜正に警戒された。

花とゆめ」創刊時は、付録つき月刊誌ということで、りぼん意識しながらより低年齢の読者を対象にし、花とゆめコミックス装丁りぼんマスコットコミックスを模したものだった。

 しかし、とある年に、週刊マーガレットライバル雑誌だった講談社少女フレンドが月2回の刊行になるという事態が生じ、売れ行きがさほど悪くなかった週刊マーガレットをそうするわけにもいかず、白泉社花とゆめを月2回刊行ライバル誌にするという策を集英社は打った(余談だが、これは講談社のぼくらマガジンに対して小学館集英社グループ少年ジャンプを作った策と同じである)。

 当時の少女フレンド大和和紀庄司陽子里中満智子その他強力連載・読み切り陣を揃え、花とゆめは苦戦したが、美内すずえガラスの仮面」、和田慎二スケバン刑事」という大和武蔵級の作家によって巻き返しをはかった。

(多分続かない。これは伝聞を元に整理したもので、キャラ設定その他脚色が入っており、史実とは異なります

2008-12-19

http://anond.hatelabo.jp/20081219210834

んんん。「初潮のしんぴ」をテーマ的に重く取り上げていて、しかも男性作者の少女漫画

すまん。具体例が思いつかない。つかそういう風味の作品って、水色時代とそのフォロワーしか思いつかない。

そもそも男性少女漫画と聞いて竹本泉魔夜峰央和田慎二くらいしか思いつかない年寄り認識ではあるのだが。

 
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