はてなキーワード: 観光客とは
その子、何か調べ物するときに全部YouTubeで調べようとするところがあって
なんで!?っていつも思う
例えば
新宿近くでご飯食べたいねーって話題になったとき、まずYouTube開いて「新宿 グルメ」とかで調べようとする
そういう流行りの店に行きたいから敢えて調べてるとかじゃなくて、マジで動画が一番情報源として効率いいと思ってるみたいで、何を調べるときも同じ
芸能人が結婚したらしいとかそういう世間話したときも、「〇〇 結婚」とかいちいち調べてる、YouTubeで
そんなもんGoogleかTwitterで検索したらすぐに記事出てくるのに
中山美穂が死んだときにも「中山美穂 死んだ」で検索して「中山美穂の死んだ理由 ヤバすぎ!?」みたいな訳分からん動画見ようとしてた
私が遮ってYahoo!ニュースの記事とかスマホで見せたら、へ〜って感じで見てくれるんだけど
なんで何でもかんでもYouTubeで調べようとするんだろう
そりゃ動画も良いけど、対面で人と話しててさっさと情報知りたいときになんでわざわざ動画見ようとするんだ
私が知らないだけでそういう人意外と多いのかな?
11月に尾道にいったらあまりに良かったので、あまり間を置かず、年始にまた行ってきた
四国から行ってるので、旅はしまなみ海道を渡るところから始まる 旅っつうか、片道一時間なので全然旅ではないんだけど、しかし、精神的には旅みたいなもんですよ なんせ良いところだ
しまなみ海道を渡りきったら車を港湾駐車場に停める 港湾駐車場はおそらく尾道でも屈指のでかさの公営駐車場で、屋上(2階)から尾道水道が見えるのがうれしい
まあ尾道水道は尾道にいればガンガン目に入るんだけど、スタート地点からもう見えてる!っていうのはひとつ大事な要素だと思う
尾道観光に来たのだからラーメンを食べずに帰るわけにはいかないので、港湾駐車場から歩いてラーメン屋の多い方向に向かう その方向には駅がある
駅前にはまさに広場という感じの広場があり、カッコいいでかいロータリーがあり、尾道水道の前は一面ウッドデッキで、ベンチなんかも結構設置されていて、とにかくイイ 適切に運営されている観光地だと感じる 気概を感じる
前に来たとき、ロープウェイでその山に登って展望台から尾道を一望したため、俺は逆に下界からもPEAKをハッキリと認識することができた
おそらく、PEAKにいる人間にとって下界はすべて「景色」でしかなく、そこから逆に覗き返されているとはつゆほども思っていまいと思う
だが俺は見ている 実際、見ていた
見ているぞPEAK、と言う
(俺はPEAKが好きなのか?)
ついたのが丁度昼どきで、年始休みなので、文字どおり全てのラーメン屋に行列ができていた
行列があるってことはあそこにラーメン屋があるんだな、という推測すら成り立った
行列のないラーメン屋はないかなあ、などと言いながら、本通り商店街とよばれるアーケードを歩く
本通り商店街はかなり栄えていて、普段はシャッターの降りた店がほとんどない 今回は三が日だったのでさすがにそれなりにシャッターを見たが、そのほとんどに年始の挨拶文やちょっとした正月飾りが貼られていて、かえって賀正の素敵な雰囲気が醸し出されていた
それならば、ということで、逆に人気店に行くことにする どこに行ってもそう変わらなそうだから
前回行った人気店(まるぼし)の横の人気店(牛ちゃん)に向かった
店の近くにチーズケーキ屋があって、彼女が寄ろうという 寄ってチーズケーキをふたきれ買った
前回行ったまるぼし側の行列っぷりは常軌を逸していて、おそらく一時間以上待つことになるだろう長さだった ややビビりながら、牛ちゃんの列に並んだ まるぼしサイドの列に比べればかわいらしい行列だが、30分は待ちそうだ 尾道ラーメン、恐ろしい
その行列に並んだところで、彼女がチーズケーキを食べようと言う メシを食う前にチーズケーキを?と一瞬思うが、並びながら食べるつもりで買ったんよ、と言う姿がかわいい
並びながら食べることにする おそらく皿の上でナイフとフォークなんかを使って上品に食べられることが想定された、上質なチーズケーキだった 素手で空中で食った 美味
そして実際30分くらい並んで、ラーメンにありつく
うまかった
尾道ラーメン、食べた瞬間の爆発力みたいなものはそこまでないが、しみじみとうまいというか、ずっとうまい感じがする 飽きにくい
牛ちゃんの尾道ラーメンは、焼肉屋でもあるという店の特徴を反映してか、脂の甘みを強く感じた
駅前のさくらホテルに泊まるのは前回に続いて二回目なので、勝手知ったるものだ 残念ながら前回に続いて低層階だったが、全室シービューで、低層であることでかえって近くに尾道水道が見えた ということにしておこう
宿を出て山に登ろうかとも思ったが、前回登ったからまあいいか、ということで、部屋でくつろぐことにする
前に行ってよかった居酒屋にまた行く というか、この店が年始にもやっていることがわかったから尾道に来た、という因果ですらあった
出汁と酢をフィーチャーした豆皿料理の店、というのがコンセプトで、そのコンセプトから期待されるものを完璧に満たしてくれる店だ
出汁や酢の効いたいい感じにシブい料理がちょっとずつ出てきて、日本酒なんかを飲んだりして、いい気分になる しかし純和食というわけではなく、チキン南蛮とか魚のフライなんかもあって、適度にカジュアル
また出汁サワーという謎のサワーがあり、これはサワーに出汁と昆布と煮干しが入っているというイロモノっぽいものなんだが、なぜか妙にうまい
しかもこう、探し出す必要のないうまさというか、「よく味わったら実はうまい」とかじゃなくて、ひと口目からストレートにあっこれうめえ!ってなる
わりといいお値段がするが、いい店だ……
酒に酔った彼女がゆっくり歩くので、背中を押して歩くスピードを上げてもらう 人間を押して移動させるのは、ミニゲームみたいでちょっと面白い
ホテルの前の海岸通りの街路樹にイルミネーションが飾られていて、しかも結構気合が入っているというか、単色なんだけど密度が高かった
揚げたてのがんもどきをメインにした朝食を出している小さい店があるということで、心惹かれたので行った
7時半からやっているが、ついたのは8時 全然早朝ではない時間だ
でも気分は早朝だった 冬の朝に早起きして、ちょっといい感じの朝食を食べに出るという気分だった
店はかなり良かった
店内ではストーブの上で鍋に入ったおでんが温められていて、雰囲気が非常によろしかった
揚げたてのがんもどきはうまい 通常のがんもどきとはまったく別で、食感としてはもうクリームコロッケとかの方が近いくらいに柔らかく、いい味だった
店主さんの前に置かれたケースに揚げる前のがんもどきのタネが大量に入っていて、食事を終えてそのケースをふと見ると、大量のタネがすべてだんご状に丸められていて、その感じもよかった
帰り道、尾道駅の裏手を歩いていると、具体的な内容は忘れてしまったが、地元の学校の放送部によって録音された、「自転車には鍵をかけよう」とか、「ヘルメットを被ろう」とか、そういう内容の録音が聞こえてきた
結局そういうのがいちばんグッとくるんだよな
踏切が開くのを待っていたら、近くにネコがいたので、観光地だから人慣れしているだろうと思って近づいたら、迷惑そうな顔をして逃げていった
結局そういうのがいちばんグッとくるんだよな
朝の本通り商店街は多くの店がまだ開いてなかったが、パン屋航路はやっていた
尾道にゆかりがあるらしい(読んだことない)小説「暗夜行路」から名前をとっているらしいと聞いて、かなり好感度が上がった店だ
店内はかなり狭いが、並べられたパンはかなり多く、キッシュ・フォカッチャ・ベーグル・クロワッサンと、各カテゴリ取り揃えられていた
いくつか買って帰る いい感じのパン屋で買ったいいパンを所持していることは、精神にいい影響を与える
尾道水道を挟んだ向かいにあるのが向島だ 直線距離だと200メートルもなさそうな感じで、すごく近い
渡し船が何航路かあるというので、一番近い乗り場に行く 時刻表なんかは無くて、10分くらいの間隔で運行しているらしい
運賃はなんと60円 本当に60円で、なんやかんやオプションで結局320円くらいになったりもしなかった
パッファーフィッシュ、フグをロゴにしているその店はパッファーといい、本場イタリアっぽいフォカッチャや本場イタリアっぽいケーキを売っていた かなりイタリアっぽい空間だった 向島、やるなと思った
してオリーブオイルをつけて食べることで真髄が発揮され、抜群にうまかった)
パッファーのあるあたりは、道がひらけていて、店が並んでいて、何というか妙に「駅前」っぽい
駅がないと分かっていても駅をつい探してしまう 駅がないことが直感的に受け入れられず、ちょっと不安になる そんな場所だった
あと、近くに「悶舌飯店 MONSITER HUNTEN」という中華料理屋があって、全体として、やるなあ向島!と思った
「ぶちうま」というポップが目を惹いた
広島みやげの菓子の袋に「ぶちうまいけぇ」と書いてあるのを見て、ハイハイ、どうせこれは観光客向けの接待方言なんでしょう、こんな分かりやすいもんじゃねえですよね方言は!なんて思っていたが、もしかしてマジで言うのか?「ぶちうま」って……
惣菜やパンが充実しており近所にあれば通うだろうスーパーだった
向島からまた渡し船に乗り、尾道に戻って、昼飯を食って帰った 駐車場の向かいにあったイタリアン、ポルタ・ディ・マーレなんてカッコいい名前のところで、ここもサラッとレベルの高いメシが食える感じで大変よかった ランチセットが1400円くらいなんだけど、食後のデザートでアールグレイ風味のパンナコッタが紅茶とともに出てきて、味も非常にいい感じで、パンナコッタと紅茶のセットって喫茶店で食ったらかなり安くても600円くらいはするよな、と思うと、じゃあガチのイタリアンのカルパッチョ風サラダ+本格パスタで800円程度ってことなのか?ということになり、メチャクチャ安かった気がしてくる
イタ飯を食い、満足したところでひきあげることにする
パン屋のパン、フォカッチェリアのフォカッチャ、プリン屋のプリン、土産が大量にあるので、寂しさよりも楽しみの方が勝つ 総合的に見て、かなりいい体験だった
たぶん今年中にもう一回くらい行くんじゃないかな
いいですよ尾道
前に行った山方面もかなりよかったし、ゲストハウス・旅人文化みたいな部分も素敵だと思う
メチャクチャいいと思う
サグラダファミリアのような巨大建築でなく一軒家なのだが、チケットが一番高い
ちなみにサグラダファミリア尖塔入場付36ユーロ、プラド美術館オーディオガイド付きで20ユーロ、
カサバトリョと同程度の規模感のカタルーニャ音楽堂(世界遺産)で18ユーロ
いった何が高いのか中に入ってわかったのだが、
観光客向けにAR(拡張現実)グラフィックやらガウディインスパイアの現代アートインスタレーションやらで
かさ増ししている(カサ・バトリョだけに)
日本で重文の建築を見学するというよりテーマパークのアトラクションに近い
で、
ガウディデザインのカメモチーフからカメが浮かび上がって空中遊泳したり
「ぜったいガウディそんなこと考えてないでしょ」みたいな盛りに盛った演出でおなか一杯になって
(オーディオガイドで日本の建築家である隈研吾による、と解説が入る)
もちろん、見ても全くガウディ関係ない、ガウディにかすりもしてない
というか建築意匠ですらなく、アートってわけでもなく、インスタレーションと主張されればうーんと黙るけど、
たぶんカサバトリョの運営方針自体がガウディの知名度に寄せて観光客相手に荒稼ぎしたいとこに
ガウディの知名度に乗っかりたい日本の建築家がいっちょかみしましたってことなんだろうけど
隈研吾建築でもなく、ガウディでもなく、ガウディインスパイアインスタレーションの方向性でもなく、
なんかよくわからんものに隈研吾って名前をくっつけるという割り切りっぷりに
色々意見ありがとう。ブクマやトラバを読みつつ昨日の午後夫とデートのやり直しをしたよ。
その中で年末年始にされて(夫に言う時はしてもらって)自分がどのように感じたか・夫が私の目にどのように映っていたかを話した。
同僚と飲み入ったりするときもそんな感じなのかというとそうではなく、
私が相手だとスイッチが入って空回りすることがあると、それは自覚した風だった。
便利さ重視の私には使うシーンは限られているが、使えるお出かけシーンをひねり出して少しでも使って行こうと思う。
このバッグが似合う妻でいてほしいという夫の願いがこのプレゼントに込められているのだろうから。
話したところ、年に一度私に高価な贈り物をすることは夫が自分で決めたことだという。
私にとっては普段から清潔に過ごしてくれて、開けられないペットボトルのフタをいつも開けてくれて、
散歩のときには手をつないでくれて、冬の散歩のときにはダウンジャケットのポッケに手を入れさせてくれて、
毒親の実家から守ってくれている今でももう充分だというのにな。
とはいえ、高価な贈り物攻撃や予定調和からハズレたデートで雰囲気が悪くなる問題とはなんとか折り合わなくてはいけない。
来年からはその時の買い物には私も連れて行ってほしいとお願いした。
デートが上手くいかないと雰囲気が悪くなる問題については、今後の課題とする。
この課題をクリアできなければ、一生夫婦水入らずの一泊旅行もかなわないのだから。
++++++++++++++++++++++++++++++
以下元の投稿
夫は私を大切にし愛しているのか愛する妻に良いことをしてやる俺が好きなのかわからないが、
私が「これをしてほしくない」といったことを覚えておらず、妻に俺がしてやりたい事をとにかくやる。
思い通りの展開にならないとイライラしたりあからさまに落ち込んだりする。
これが大変に嫌。
年末、「デートに誘いたい・前から見たかった映画にも付き合ってほしいから」と言われて都会へ連れ出された。
それ自体は嬉しいのだが、映画のあとどこのお店も年末に浮かれた酔っぱらいや観光客でいっぱいで良い感じのお店をスッと選んで入れなかった。
段々早歩きになって、商店街の人波をグイグイ押し分けて進んでいく。
以前同僚と行って美味しかったラーメン屋に私を連れて行きたかったらしいのだが、その店も上手く見つけられないで
あの暖簾でもないこの看板でもないとブツブツ言いながらどんどん歩いていく。
「連れて行ってあげたかったけど、見つからないからもうここにしようか?なんかごめんね」
と足を止めた店は関西では有名なかすうどんやさん。あのな、ここホームタウンでもどこにでもあるやん(美味しいことは知っている)
インフルエンザ無茶苦茶流行ってるのにこんな人ごみの中長時間歩かされたくない。
映画の前にも食べたじゃん(餃子屋)、なんでその時にもっとしっかり食べないのさこっちはラーメン入るほどお腹空いてないよ。
ていうか餃子屋のあとラーメン屋ってダウンに臭いが付くものばっかりじゃん。
夫にとって美味しいお店に妻を連れて行って食べさせる俺に酔いたいのだろう。
妻を俺の活躍のための書割としてしまっていることに気付いていない。
最終的にその日のデートはインバウンド価格のハズレのたこ焼き屋でたこ焼きと飲み物頼んで、
高くてまずいたこ焼きに夫は悪態を吐きながらさっさと店を出た。
私は「そんな風にイライラするなら二度とデートに誘わないで。明日の大晦日、お義父さんも来て団らんする予定なのにこんな気持ちであなたと一晩過ごしたあとでは明日に差し支える」と言って解散した。
******
年が明けて今日、いきなりブランドのカバンをプレゼントだといって持ってきた。
夫は年に1回くらいいきなり高価な買い物を私のためにしてくる。
到底使えないようなものをチョイスしてくるわけじゃないので、夫をがっかりさせないために一応感謝して使う。
私は去年も「あなたからはたくさんもらっていて、使い切れないからこういう事はしないで」と頼んだのだが多分覚えてない。
妻にいっぱしのブランドカバンを買って贈る俺に酔いたい気持ちの方が強いのだろう。
妻を喜ばせる俺になりたいために、そんなもの別に欲しがってもいない有難迷惑だと思っている妻を自分の中から排除している。
あーマジでどうすりゃ伝わるんだこれ。
インフレが刺激され、GDPが上がって経済成長したように見えるだろう
しかし「一人当たりGDP」の母数となる人口に、観光客の数を加えたならば
GDPが上がっているとは限らない
https://www.youtube.com/watch?v=qeEnSoAJ7no
YouTubeで、ゆっくりやずんだもんを使って世界の風俗について解説しています。
僕の名前はズンだもん今日はロシアのサンクトペテルブルクに来てるのだ街並は最高に綺麗戦争の影響で観光客が少ないからストレスフリーで観光できるサンクトペテルブルグは今遊びに来るには最高の街なんだよね
でもなんと言ってもこの街の素晴らしいところは住民がめちゃくちゃ可愛いロシア人ばかりってことモデルみたいなスタイルの女の子がワンさか歩いてるから大通りを歩くだけで可愛い子に目移りしちゃって目が疲れちゃうレベルなのだ
でもせっかくなら可愛いロシア人を見てるだけじゃなく話したり触ったりしたいよな正直触るだけじゃなくてあんなことやこんなことだって
よしそれじゃあ今回はサンクトペテルブルクの風俗に潜入してこの町の風俗について解説していこうと思うのだ
神奈川なら江ノ島や三浦半島、千葉なら館山とか勝浦のような観光地的な海沿いの街って日本全国にあるよね。
観光客はランチに魚介類を食べることが多いと思うけど、こういう観光地で海鮮丼を食べる意味がよくわからない。
観光地の海鮮丼の具材ってサーモン、マグロ、イクラ、ウニ、ホタテ、甘エビ、みたいなラインナップなんだよね。これって全て地元で取れた魚じゃないよね?
江ノ島でシラス、三浦でマグロはありだけどそれ以外は明らかにどこか他の場所から仕入れたやつじゃん。下手したら解凍物だったりするわけで旅行で海沿いの街に来てそれを食べる理由がわからない。
それとも海沿いの街だと輸送の関係で新鮮だったり魚の扱いに慣れていて美味しかったりするんだろうか。
グルメサイトの投稿写真が二郎系ラーメンのようなサーモン山盛り海鮮丼だったりするとその店は避けてしまう。
そういう人達は海沿いの街で海鮮丼を食べたという事実が大事なのか。おそらく中華街で食べ放題のお店に入ってしまう人種なのかもしれない。
名古屋を出て都内のベンチャーを転々としながら5年ぐらいふらふらしてたけど結婚を機に地元に戻ることにした。
結果として通勤時間が1時間半から30分になって家賃が2万下がって年収が200万増えた。
都内に比べて土地の値段も半額ぐらいなので、そう遠くないうちに家を買って子供を持とうと思う。
東京に出てみたこと自体は間違いじゃなかったと思うものの、都内に居続けることにこだわる必要もなかったな~とつくづく実感したため、そう感じるに至った経緯を具体的に書いてみる。
まず感じてることとして、東京は仕事は多いがそれ以上に人間が増えすぎて人間の値段がかなり安くなっていると思う。
自分は大まかにはITエンジニアに分類されるキャリアを進んできたものの、世間で言われるほどエンジニアの待遇がいいと感じていない。
(もちろん小規模なベンチャーで働いていたことも理由の大半ではあるんだけど)
独学である程度VagrantだのDockerだのGithubだのAWSだのを覚えながら頑張って仕事をしてはきたものの、東京基準では「そのぐらい今どき新卒でもできる」「誰でもできて当たり前」ぐらいの温度感で、手取りは上がらないのに要求スキルだけが加速度的にガンガン上がっていく。
ところが名古屋で転職してみたところ、それなりの大きなジャパニーズトラディショナルカンパニーで簡単に採用が決まり、「なんでもできるスーパーハイスキル人材」みたいな扱いになってしまった。
おそらく名古屋はそこそこ全国規模のメーカーや商社が多い割に、いわゆるIT人材が根こそぎ東京に流出してしまったことで、ポストはいくらでもあるのに人材が居ないといった空洞化が発生しているのではないかと思う。
もっとも自分が東京に出ていった理由が、ITと呼ばれる仕事が根こそぎ人材派遣だらけになってしまったことや、メーカーの採用が市外の僻地の車通勤しか選択肢がないド田舎ばかりだったため、そりゃ流出するだろうという感想だが。
だがようやく地元企業も自分たちが置かれた状況を理解してきたのか、本社機能をド田舎の工場併設のボロい自社ビルから駅前の高層ビルのフロアに移したり、プロパー人材の確保に必死になってる感が窺える。
もちろん自分が東京で経験を積んだことで転職できる応募のレンジが広がったことも少なからず理由にはあるが。
生まれも育ちも名古屋市の自分にとって名古屋はとにかく「狭くてダサい」という印象しかなかった。
最初は広大なマップと思えたオープンワールドゲームがクリアする頃には狭く感じてしまうように、大学生を過ごすあたりで「もう名古屋は知っている場所しかない」という絶望感を抱き始める。
また、昭和から平成初期に建てられた施設や建物が異様に長く生き延びており、子どもの頃から一度も張り替えられない地下鉄のタイルを見ながら、この街の風景は生まれてから死ぬまで変わらないのではないかという恐怖に駆られたこともあった。
だが東京から戻ってきた結果、この狭さとダサさが結局は暮らしやすさと表裏一体だと気づくことになる。
例えば都内でどこかに出かけようとすると、数日前から予定を立ててあれこれ予約をし、一瞬で埋まるチケットを何とか確保し、満員電車や人混みを掻き分けながら目的地にたどり着くような毎日だった。
ところが名古屋では地下鉄一本で大体市内のどこにでも30分あればたどり着けるし、予約さえしておけばだいたい予定通りに過ごせるどころか、大抵の行列も現実的な待ち時間しか発生しないので最悪予約とかしなくてもどうにかなる。
また、東京や大阪や福岡といった日本の都市群は、近年海外からの観光客による観光公害にも悩まされているそうだが、名古屋は幸いなことにしてそういった被害に全くの無縁である。
以前ためしに海外の日本旅行者向けのコミュニティサイトで「nagoya」で検索してみたところ、「Is Nagoya worth visiting?(名古屋には訪れる価値がありますか?)」というタイトルのスレッドがヒットして苦笑いしてしまった。
いや、都市とはあくまでそこで生活する人々が満足して暮らせることが存在価値であり、決して外貨獲得のために現地民族を展示するテーマパークではない。そういう意味で名古屋はむしろ都市としてはこれ以上なく優れている。
また、名古屋に戻ってきてから嫁と一緒に三重の伊勢志摩や岐阜の中津川に旅行に行ってみたが、子供の頃漠然と「ダサい」と感じていた観光地の数々が、程々の行きやすさと気軽さでかなり満足感があった。
ダサさの局地とすら思っていた志摩スペイン村の「♪デデデデデン!エスパーニャー」のCMも、実際に自分の足で行ってみると結構いい場所だったように思う。
東京にはディズニーランドもピューロランドもあるが、人が多すぎる。でも名古屋にはスペイン村がある。いや、伊勢志摩は名古屋ではないのだが、三重と岐阜があることが名古屋のいいところなのだ。
東京から名古屋に戻って感じていることの一つに、「道行く全ての人々が自分と同じぐらいの生活レベルに見える」「街中にあるあらゆる店が自分が入ろうと思えば入れる店しかない」という感覚がある。
逆にいうと東京は「一体どんな人生を生きたらこんな生活ができるかわからない」「一生縁がなさそうな高級な店ばかりで疎外感ばかりがある」という感覚が漠然とあった。
たしかに手の届かないぐらい高い店や高い品があることが向上心や刺激を与えることもあるのだろうが、過度な競争を煽られて疲弊している部分も大きいと思う。
東京に住んでる間はそれらが都市の当たり前だと思っていたが、今はむしろ「東京だけが日本の中で過剰に資本主義を内面化した特殊な都市でしかなかった」と思う部分がある。
名古屋は良くも悪くも平成初期の一億総中流社会の余韻を色濃く残していて、保守的な中流層がちょうどよく生きやすい地方都市を維持しているのではないかと思う。
土地も家賃も物価もそこそこのレベルでありながら、都内と変わらないぐらいの条件の仕事があちこちにあるため、中流がちょうど生きやすい都市設計になっているのではないだろうか。
(国の統計データで可処分所得は名古屋の方が東京に比べて高いみたいなデータも見たことある気がする)
前回の選挙でも、愛知県内では河村たかしや国民民主の候補が多く勝っていた印象があるが、あれらの「現役の中流層を大事にする」という政党の方針と名古屋の中流層の厚さが合致した結果だと思うと納得が行く結果だった。
もちろん都内にだって中流の生活をしている人たちはたくさんいるだろうが、彼らは結局のところ立川や武蔵浦和や船橋といった東京の衛星都市にしか住めておらず、一時間以上の長い通勤時間をかけて都内の一員になったと思い込んでいるだけではなかろうか。
越谷のレイクタウンで週末を過ごして1時間半かけて通勤している人たちは、千種のイオンモールで買い物をして名駅のオフィスで仕事をしたほうが幸せになれるのではないだろうか。
もちろん名古屋が全てにおいていいと思っているわけではない。
例えば飲食店のレパートリーや、ちょっと尖った趣味の店や、チェーン店に押し流されず地元の顧客を掴んだ老舗の個人経営店とかは、やっぱり東京にしかない独特の良さだったと思う。
ただ、そういった場所の知識と思い出は残っているので、たまに東京に出張に行ったときとかに立ち寄ってみるぐらいでちょうどいい。