自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題は、安倍派の「5人衆」と呼ばれる有力議員全員が閣僚や党幹部の役職を退くことになるなど、衝撃と波紋を広げている。そんななか、「頭悪いね。わからない?」という記者への逆ギレ発言でにわかに“時の人”となったのが谷川弥一・代議士(82)だ。 長崎県議会議長を経て衆院当選7回のベテランだが、入閣経験はなく、代議士生活20年で経験しためぼしいポストといえば農水政務官と文部科学副大臣くらい。国会質問に立ちながら、「時間が余ったから」と言って般若心経を読み上げたことで物議を醸したこともある。 ところが、その“陣笠議員”の谷川氏が派閥のパーティー券を売りさばき、並み居る安倍派の実力者より多い約4000万円ものキックバックを受けたと報じられているのだからすごい集金力だ。 それもそのはずで、谷川氏は地元・長崎で「谷川建設」を創業し、注文住宅から学校や病院建設、道路・ト