龍野高校テニス部熱中症重度障害事件(たつのこうこうテニスぶねっちゅうしょうじゅうどしょうがいじけん)は、日本の高等学校のクラブ活動において発生した事件。 2007年(平成19年)5月24日に兵庫県立龍野高等学校のテニス部で行われた練習は、中間試験の最終日に行われていたこともあり、11日ぶりの練習で体が慣れておらず、テニスコートの温度は高かった。この練習中に当時高校2年生であった女子生徒が熱中症で倒れ、低酸素脳症になり脳が萎縮して目が見えなくなったほか、発音ができなくなり手足も動かせなくなった。救急車で病院に運ばれて一命を取り留めたものの、その後4ヶ月間は集中治療室で治療を続けた。それ以来はつきっきりの介護が必要な状態となった[1]。 当日は練習時間は普段よりも多い3時間が指示されていた。当日は顧問の教諭は出張のため、最初の30分練習に立ち会った後に現場を離れていた。練習時間の最後のランニン