サッカーワールドカップの興奮冷めやらぬ中、3月にはWBCが始まるなど、スポーツのビッグイベントが相次いでいる。しかし、同じスポーツでも男性と女性の環境には格差がある。ニュース番組『ABEMAヒルズ』では「男女で体力差があるから仕方ない」のかスポーツとジェンダーの研究をしている「立命館大学 産業社会学部」教授の岡田桂氏と共に考える。 【映像】主流スポーツは男性有利にできている?歴史を振り返る ――興行的な人気や資金、メディアの伝え方の問題など、これらが女性スポーツに与える影響はどういったことがあるのか。 岡田:「プロを頂点として考えたときに、女性と男性のスポーツに関してはまだまだ格差があるのが現状。賞金などの問題に関しては、なかなか平等にならないことが長く続いてきた。ただ、テニスでは、70年代にビリー・ジーン・キングという有名な選手が意識的に働きかけて、男女の賞金額が同じになったという例外的