日本図書センターより、松下良平『道徳教育はホントに道徳的か?「生きづらさ」の背景を探る』をお送りいただきました。ありがとうございます。 http://www.nihontosho.co.jp/2011/10/post-233.html さて、この本。イエローカバーの教育関係書のシリーズの一冊で、広田、児美川、矢野といった方々の本を既にここでも紹介してきましたが、いずれも労働の世界と深く関わる領域だったので、エントリも書きやすかったのですが、今回は道徳教育ですよ。 オビの文句に曰く: >これって 道徳的 ですか? ◆ルールを守るのは当然だ! ◆悪は追放しなければならない! ◆自分を犠牲にする精神は素晴らしい! ◆ひとに迷惑をかけてはいけない! ◆命の大切さは教えなければならない! これって誰もが正しいって思っているけど、本当に「道徳的」ですか? これまで私たちが考えてきた道徳の枠組みを超え、