2024年12月10日10:00 カテゴリ朝鮮半島国際 朝鮮半島の行方、日韓関係への影響 今、朝鮮半島情勢を占うのはあまりにも難しい、と言わざるを得ません。2つの驚くべき事象、尹錫悦大統領の唐突の非常戒厳とその失敗、そしてシリア、アサド政権崩壊が韓国と北朝鮮にどのように作用するのか、その因子が複雑であるからです。 尹大統領は失脚、逮捕されるとみています。既に韓国与党「国民の力」の韓東勲代表が尹大統領の外交、国政への不関与を発表しています。個人的には与党が強大な権限を持つ韓国大統領の職務を停止させる強制力があるのか不思議なのですが、尹大統領は自分のプランが失敗したことと相方の国防大臣が既に逮捕されていることで悪あがきは出来ないと悟っているのかもしれません。 一方、この韓国の状況について金正恩氏は必ずしも両手放しで喜んでいるわけではないようです。デイリーNKによると金氏は「国家の最高権力者によ