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Posted December. 23, 2016 08:29, Updated December. 23, 2016 08:29 来年12月と予定されている韓国型発射体(KSLV-2)の試験打ち上げが、2018年10月に延期された。 未来創造科学部(未来部)は22日午前、第11回国家宇宙委員会を開き、このような内容を盛り込んだ「韓国型発射体開発推進の現状や今後の計画」について審議・確定した。未来部の裵泰民(べ・テミン)巨大公共研究政策官は、「打ち上げ失敗の可能性や事故リスクなどを考慮した」と言い、「十分な試験を経て、技術の完成度を高めることができるよう、試験用発射体の打ち上げ日程を調整することにした」と明らかにした。試験用発射体の打ち上げは、発射体を宇宙に打ち上げるのにコアとなる75トン級液体エンジンの性能を検証する過程だ。 韓国航空宇宙研究院(航宇研)はこれに先立って今年5月、75トン
韓国が開発している新型ロケット「KSLV-II」のメイン・エンジンである「75トン級ロケット・エンジン」が、ついに火を噴いた。 韓国航空宇宙研究院(KARI)は5月3日、75トン級エンジンの初の燃焼試験を、全羅南道高興にある羅老宇宙センターで実施した。同エンジンは韓国がこれまで開発した中で最も強力なロケット・エンジンで、KSLV-IIを宇宙に押し上げる根幹となる部分であり、その開発の行方が、KSLV-IIの完成の成否を握っている。 75トン級エンジンの燃焼試験が始まったことで、KSLV-IIの開発はいよいよ正念場に入った。しかし、実際に打ち上げを迎えるまでには、技術と時間の、2つの大きなハードルを越えなくてはならない。 歪な宇宙開発 韓国の宇宙開発は歪な、破綻したようにも思える歴史をたどってきている。人工衛星、とくに小型衛星の開発では大きな成果を出す一方、ロケットの開発は迷走した。 人工衛
韓国で、民間企業が国で蓄積された宇宙技術を受け継いで人工衛星の開発を主導する案が本格的に推進される。 韓国未来創造科学部は15日「次世代中型衛星第1段階事業」の参加企業を選定するための公募手続きに入ったと明らかにした。国家衛星技術の本格的な民間移転による先端宇宙産業の育成が目標だ。 公募を通じて第1段階事業に参加する民間企業は、韓国航空宇宙研究院と共に共同設計チームをつくって1号機を開発し、この過程で移転された技術に基づいて2号機の開発を主管することになる。 次世代中型1・2号機の衛星はすべて500キロ級の次世代標準型衛星プラットホームを適用する計画で、解像度0.5メートル級の超精密光学観測衛星として開発する予定だ。
地球観測用多目的実用衛星「アリラン3A号」の打ち上げが成功し、正常に作動していることが確認された。 韓国未来創造科学部と韓国航空宇宙研究院は26日、「アリラン3A号が今日午後1時4分ごろ、航空宇宙研究院地上管制センターとの交信に成功した」と発表した。これを通じて、航空宇宙研究院はアリラン3A号のダウンリンク用アンテナ、すなわち衛星観測資料を地上局側に送るアンテナなどの衛星機能の正常稼動が確認された。 航空宇宙研究院の関係者は「今後、衛星が望まれている目的に合わせて稼働に入るには3~6カ月間の運用試験と搭載体に対する試験が順調に完了しなければならない」とし「すでに最初の段階はうまくいったと見てよい」と伝えた。 「3A号」は災害・災難対応や環境監視など昼夜を通して地球観測が可能な高性能赤外線センサーを装備している。韓国最高解像度の光学レンズを搭載した最先端地球観測衛星だ。未来部は、今後さまざま
多目的実用衛星アリラン3A号の打ち上げが一週間後後に迫った。 アリラン3A号は今月26日午前7時8分(韓国時間)、ドニエプルロケットを活用してロシアのヤースヌイ発射場から打ち上げられる予定だ。 アリラン3A号は韓国航空宇宙研究院が2006年から8年にかけて2359億ウォン(約253億円)をかけて開発した衛星だ。打ち上げ後、4年間で一日に昼・夜間1回ずつ韓半島(朝鮮半島)上空を過ぎて地上を観測する任務を遂行する。衛星からは地上にある縦横55センチの大きさの物体を識別する電子光学カメラを搭載している。70センチ級のアリラン3号より機能が向上した。 3A号は韓国の衛星中で初めて熱を感知して撮影する赤外線センサーを搭載している。夜や悪天候でも地上の物体を監視することができる。赤外線映像は工場から吹き出る熱を探知でき、工場稼働の有無や火山活動、夜間ヒートアイランド現象などを探知するのに活用される。
2020年に間に合うか KSLV-IIの開発が順調に進めば、2017年2月までにロケット全体の詳細設計が完了し、同年12月に75トン級エンジンのみ、つまりロケットの第1段と第2段のみでの試験打ち上げを行うとされる。そして2019年12月と2020年6月に、第3段も搭載した完成品の状態で、2回の打ち上げを行い、そして月周回探査機と月探査ローヴァーを2020年12月までの間に打ち上げるという。 しかし、このスケジュールは楽観的に過ぎ、実現はきわめて難しいであろう。例えばロケットエンジンだけとってみても、最初の打ち上げまで5年を切った今の時点でも、まだ一度も完成品のエンジンを使った燃焼試験は行われていないのだ。韓国はKSR-IIIで、13トン級のガス押し式エンジンを完成させた経験はあるため、第3段用の7トン級エンジンの開発は大きな問題を起こすことなく進められるかもしれないが、75トン級のエンジン
KSLV-IからKSLV-IIへ 2020年に韓国の月周回探査機と月探査ローヴァーを打ち上げることになっているのは「KSLV-II」というロケットだ。しかし、現在KSLV-IIはまだ開発中で、実機は存在していない。 KSLV-IIは、韓国航空宇宙研究院(KARI)が2011年から開発を行っているロケットで、名前は「Korea Space Launch Vehicle」(韓国の宇宙ロケット)の頭文字からとられている。KSLV-IIは、2009年から2013年にかけて打ち上げた「KSLV-I」(愛称「羅老号」)の後継機にあたる。また羅老号は第1段にロシア製の機体やロケットエンジンを用いていたが、KSLV-IIはすべて韓国で開発、製造されるという。 韓国のロケット開発への取り組みは、1989年10月にKARIが設立されたところから始まる。KARIではまず、KSR-Iと名付けられた固体燃料を用いた
韓国科学技術院(KIST)は2015年2月16日、月探査車(ローヴァー)の試作機を公開した。開発が順調に進めば、2020年にも打ち上げたいとしている。 しかし、この目標の達成に向けては大きな困難が待ち受けている。韓国にとって月探査車の開発が初めてであるということ以上に、打ち上げに使うロケットもまだ存在しないためだ。 韓国の月探査ローヴァー ローヴァーとは、英語で「流浪者」を意味する言葉で、そこから転じて、月や惑星などを走って探査する、探査車を指す言葉として使われている。 今回KISTによって公開された月探査ローヴァーは試作機、より正確にいうと概念実証機と呼ばれるもので、実際に月面で走る能力はなく、設計の妥当性や、実機の開発に必要な技術を試験することが目的である。 ローヴァーの車体にはジュラルミンと炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が使われている。6輪ある車輪もジュラルミン製で、それぞれに
Image credit: KAIST 韓国科学技術院(KAIST)は2月16日、月探査車の試作機を初めて公開した。早ければ2020年ごろに、同じく開発中のKSLV-2ロケットを使って打ち上げられる予定だ。 この月探査車は全長70cm、全幅50cm、全高25cmで、全備質量は20kgほどだという。電力源は上部に搭載された太陽電池によってまかなわれている。 車体は途中で分割されており、おそらく障害物を乗り越える際にサスペンションのように機能することを狙っているものと思われる。車体にはジュラルミンと炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が使われているという。車輪は6輪で、それぞれに独立したモーターを持っているようだ。材料はジュラルミンを使っているという。最高速度は秒速4cmで、約30度の坂を上ることができ、5cmの石を乗り越えられるという。 今回公開された試作機には取り付けられていないが、完成予
米国の民間宇宙ロケット開発・打ち上げを行っているスペースX社が韓国放送通信衛星「ムグンファ5A号」を打ち上げることになった。 韓国報道機関イーデイリーは16日、KTの子会社であるKT SAT社が米国の民間宇宙船開発企業スペースXと「ムグンファ衛星5A号(KOREASAT 5A)」の打ち上げサービス契約を締結したと報じた。 同メディアによると、ムグンファ5A号は米国フロリダ州にあるケープカナベラル空軍基地からスペースXのロケット「ファルコン9」に搭載される。2段型液体ロケットであるファルコン9はスペースXの主力ロケットで、現在まで14回の打ち上げが行われて100%の成功率を誇っている。 ムグンファ5A号は2016年第4四半期に打ち上げられ、従来の「ムグンファ5号」(民軍共用通信衛星)の機能を代わりをする予定だ。また、ムグンファ5A号は東経113度の赤道軌道3万6000キロメートルの上空に留ま
気象・海洋の監視・予測のために運営中の「千里眼」の後続衛星として開発が進められている静止軌道複合衛星2機が2018年と2019年、欧州連合(EU)のアリアンロケットに搭載されて打ち上げられる。 韓国未来創造科学部は10日、気象観測衛星である2A号と海洋・環境観測衛星である2B号の打ち上げ(それぞれ2018年5月、2019年3月予定)のための契約をアリアンスペース社と結ぶことを発表した。 未来部や環境部、海洋水産部、気象庁は、複合静止軌道衛星である「千里眼」の後続事業として、2011年から7200億ウォン(約783億円)を投じて静止軌道複合衛星2機を開発している。 未来部と韓国航空宇宙研究院は、打ち上げ会社の選定に応札したアリアンスペース社と米国スペースX社の価格と技術競争力を評価して最終的にアリアンスペース社を選定し、静止軌道複合衛星開発推進委員会がこれを承認したと明らかにした。
今年、宇宙開発事業に合計3740億ウォン(約400億円)が投資される。2020年を目標に開発中の韓国型ロケット事業に最も多い2555億ウォンが配分された。しかしこのロケットで打ち上げる無人月軌道・着陸船の開発は昨年末の国会で予算が削減され、今年の事業計画に含まれなかった。韓国航空宇宙研究院は機関の事業予算として月探査先行研究を続ける計画だ。 未来創造科学部は8日、予算が前年比17.6%増えた2015年の宇宙開発事業施行計画を発表した。韓国型ロケット事業のほか、人工衛星開発(926億ウォン)・宇宙核心技術開発(239億ウォン)・科学ロケットセンター建設(10億ウォン)などの事業計画がある。韓国型ロケット事業は今年、試験設備4種を構築し、7トンと75トンの液体エンジン試作品を作り、燃焼試験をする予定だ。7月までに第1段階事業評価を終え、第2段階事業に入る。 衛星に関しては多目的実用衛星3A号が
韓国の科学技術衛星3号が4日夜にスペースデブリ(宇宙ごみ)と衝突する可能性があるとの警告が出された。 未来創造科学部は3日、科学技術衛星3号について「海外の衛星同士の衝突でできた破片が4日午後9時30分ごろに韓国の衛星軌道に23メートルまで近接する。グリーンランド海上空で衝突する可能性がある」と明らかにした。 科学技術衛星3号は昨年9月にも旧ソ連の衛星の破片との衝突を44メートル差で免れた。今回は破片がさらに近く接近するだけに衝突の危険もさらに高いと評価されている。破片と衝突することになれば衛星が破壊され正常な任務遂行が困難になる。 未来創造科学部は2日午後、地球の周囲の宇宙物体を追跡する米宇宙運用センター(JSpOC)から科学技術衛星3号に衝突の危険があるとの連絡を受けた。これを受け衛星を管制するKAIST人工衛星研究センター、韓国天文研究院、韓国航空宇宙研究院とともに共同対応チームを構
趙光来(チョ・グァンレ)韓国航空宇宙研究院長は2015年の宇宙開発への意志を表した。 趙院長は2015年に向けたあいさつで、「国政課題を支障なく推進するため、宇宙発射体の自力開発に総力を挙げ、人工衛星および衛星活用技術の産業化を強化する」と明らかにした。 趙院長は「発射体分野で安定的な予算確保をもとに、韓国型発射体の開発に全力を尽くす」とし「2015年は韓国型発射体開発の1段階事業が完了し、2段階事業が着手される時期であり、構成品別試験とエンジン組み立て、エンジン燃焼試験などが計画されている」と伝えた。 新年の予算に反映されなかった「韓国型月探査船」事業については、「2016年には着手できるよう総力を挙げる」とし「今年は研究院独自の財源を投資し、月探査組織を研究団に強化し、試験用の月軌道船と深宇宙地上局の設計を遂行する計画」と伝えた。
月探査にとり、大変ショッキングなニュースです。 NASAは18日、今年11月打ち上げ予定であった月探査用小型ローバー「バイパー」計画を中止すると発表しました。 ...
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韓国の識者らが18日、ソウルで記者会見し、日本の憲法9条をノーベル平和賞に推薦する署名運動を始めることを明らかにした。日本国内での同様の動きと連帯し、来年度の平和賞を目指すとしている。 賛同者には元首相や元国会議長のほか、学者や法曹人、宗教人、文化人ら約50人が名を連ねた。日本の平和憲法について「戦争がこれ以上、あってはならないという人類の普遍的な念願が込められた『教科書』」だと評価する一方で、現内閣の「解釈改憲」で骨抜きにされる危機に直面していると指摘。平和憲法が無力化されれば、「朝鮮半島や東アジアの平和も脅かされる」と危機感を示した。 日本でも憲法9条を守るために、市民らがノーベル平和賞に向けた署名運動などを続けている。賛同者らは「日本の市民の憲法を守る努力に激励と支持を送りたい。韓日関係を解きほぐす原動力にもなるのではないか」としている。(ソウル=貝瀬秋彦)
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