内閣府の宇宙政策委員会は2日、宇宙基本計画に基づく工程表改訂の最終案を明らかにした。4機体制で運用している情報収集衛星を10機体制へ拡充することを検討する方針を初めて明記。また国際宇宙ステーション(ISS)計画の2024年までの参加延長について、日米協力の合意を前提に認めることにした。 近く開かれる政府の宇宙開発戦略本部(本部長・安倍晋三首相)で決定する。 情報収集衛星は総額1兆円以上を投じた事実上の偵察衛星。光学衛星2機と、夜間でも撮影できるレーダー衛星2機の計4機体制で、地球上のあらゆる地点を1日1回以上撮影できる。撮影頻度を上げるため、開発中のデータ中継衛星を加えた5機を倍増させることを新たに検討する。 宇宙政策は近年、安全保障への… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記
突然といっていいだろう。9月11日、内閣官房・内閣情報調査室(内調)は、情報収集衛星(IGS)で撮影した、鬼怒川の水害の情況の画像を公開した。公表された画像は2枚。デジタル処理で解像度を落としてあるが、IGSで取得した画像が公開されたのは、これが初めてである。 画像公開の背景には、内調が、現在衛星4機体制のIGSを8機体制に倍増させ、さらに衛星間通信を行うデータ中継衛星を新たに保有する意志を示していることがある。 ところが、同じ11日、グーグルは、災害関連情報を集約して表示するサイト「Googleクライシスレスポンス」で、水害地域の詳細衛星画像を公開した。米民間地球観測会社の衛星が取得した画像は、デジタル処理で劣化させたIGS画像より鮮明。かつグーグルマップの上に重ねて表示され、拡大縮小も自由自在。利用者の利便性は衛星情報センターの2枚の画像を圧倒的に上回っていた。虎の子の画像を公開するこ
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政府は、記録的な大雨で河川の堤防が決壊した茨城県常総市の浸水した地域を、情報収集衛星から撮影した画像をホームページで公開しました。浸水の範囲は、南北およそ15キロ、東西およそ4キロに広がっていることが分かるとしています。 それによりますと、堤防が決壊した鬼怒川の東側の地域にある住宅地や水田などが浸水していて、内閣衛星情報センターによりますと、浸水の範囲は、南北およそ15キロ、東西およそ4キロに広がっていることが分かるとしています。 内閣衛星情報センターでは、情報収集衛星の能力を秘匿するため、これまで画像の公開を行ってきませんでしたが、9日、災害時に限って、画質を落として一般に公開できるようルールを改めていて、画像の公開は今回が初めてのこととなります。 政府は、この画像を救助活動や復旧作業などに役立ててもらいたいとしています。
内閣情報調査室では、台風第18号による大雨等に係る被災状況について、情報収集衛星によって必要な情報を収集し、関係省庁に提供しております。この度、今月9日に公表した、大規模災害時における情報収集衛星画像に基づく加工処理画像の公開の考え方に基づき、被災地域の加工処理画像等を公表することといたしました。 内閣情報調査室としては、引き続き、所要の情報収集を行い、関係省庁に配付する予定です。 (別添) 平成27年台風第18号による大雨等に係る被災状況図(平成27年9月11日午前)[PDF] 平成27年台風第18号による大雨等に係る被災画像(1)(平成27年9月11日午前)[PDF] 平成27年台風第18号による大雨等に係る被災画像(2)(平成27年9月11日午前)[PDF]
内閣衛星情報センターは8日、外国の軍事関連施設などを監視する情報収集衛星について、現行の4基体制から8基体制に倍増する計画案を、国の宇宙政策委員会の会合で報告した。 さらに地上と情報収集衛星のデータを中継する衛星2基を投入し、体制の強化を図る方針だ。 情報収集衛星は、事実上の偵察衛星。カメラで昼に撮影する「光学衛星」3基、夜間や悪天候時も電波で観測できる「レーダー衛星」3基が飛行している。このうち1基は予備用、1基は設計寿命を過ぎており、通常は4基の体制で監視を行うとしている。 同センターによると、8基体制とすることで監視の頻度が増え、データ中継衛星が支援するという。内閣官房は来年度予算の概算要求で、4基体制を維持するための衛星製造とは別に、5基目となる光学衛星1基の開発経費1億円を盛り込んだ。2023年度の打ち上げを目標としている。
Image credit: JAXA 三菱重工と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月26日、情報収集衛星光学5号機を搭載したH-IIAロケットの打ち上げに成功した。H-IIAは今回が28機目の打ち上げとなり、また6号機の失敗後、7号機からは22機連続での成功となった。また、昨年10月から約2か月おきに4機という、非常に短い間隔での連続成功ともなった。 ロケットは日本時間2015年3月26日10時21分、鹿児島県種子島にある種子島宇宙センターの吉信第1射点から離昇した。情報収集衛星の打ち上げであったことから、事前に飛行プロファイルなどは公表されず、打ち上げの中継も行われなかったが、JAXAは同日12時ちょうどに「打ち上げは成功した」との声明を発表した。衛星の分離時刻などは公表されなかったが、太陽同期軌道への打ち上げであったことから、おそらく離昇からおよそ16分後辺りで分離されたものと思われ
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日午前10時21分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から国産主力ロケット「H2A」の28号機を打ち上げた。搭載している政府の情報収集衛星「光学5号機」を分離し、予定の軌道に投入。打ち上げは成功した。情報収集衛星は地球の周囲から地上を監視する事実上の偵察衛星。安全保障や災害対策への活用を目指し、高性能カメラで晴天時の様子を詳細に撮影できる光学衛星と
情報衛星打ち上げ成功=光学5号機、H2Aで−鹿児島 政府の情報収集衛星光学5号機を搭載し、打ち上げられたH2Aロケット28号機=26日午前10時21分、鹿児島県・種子島宇宙センター 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構は26日午前10時21分、政府の情報収集衛星光学5号機を搭載したH2Aロケット28号機を鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げた。衛星は約20分後にロケットから分離され、地球周回軌道に投入された。打ち上げは成功した。H2Aは22機連続の成功で、成功率は96.4%となった。 打ち上げは情報収集衛星レーダー予備機を搭載した2月1日のH2A27号機以来。2014年度は5回目で、1年間の打ち上げ回数は過去最多となった。三菱重工の石井泉防衛・宇宙ドメイン副ドメイン長は記者会見で、「下半期で4機。短期間で多数の打ち上げを完遂したことは、大変な自信になる」と述べた。 また内閣衛星情報セン
政府の情報収集衛星を載せたH2Aロケット28号機が、26日午前10時20分すぎに鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられます。 現在は機体に燃料を入れる作業が続けられていて、打ち上げに向けた準備は最終段階を迎えています。 今回打ち上げられる情報収集衛星は、日本の安全保障に関する情報などを集める事実上の偵察衛星です。 高性能のカメラで地上の様子を撮影するいわゆる「光学衛星」で、高度数百キロの上空から地上にある40センチの大きさのものを識別できるとされています。 情報収集衛星には「光学衛星」のほか、電波を使って夜間や悪天候でも撮影ができる「レーダー衛星」があり、政府は現在これらの衛星を2機ずつ運用して地球上のあらゆる地点を1日に1回以上撮影できる体制をとっています。 今回の光学衛星は、まもなく設計上の寿命を迎える衛星の後継機で、政府は26日の打ち上げにより現在の運用体制を確実に維持したい考
政府の情報収集衛星・光学5号機を搭載したH2Aロケット28号機が26日午前10時21分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。高精細の撮影が可能な新機種で、正常に機能すれば北朝鮮の軍事施設などの監視能力が大きく向上する。 光学5号機は設計上の寿命を迎えた3号機の後継機。識別可能な物体の大きさは約30センチとみられ、約1メートルの1号機と比べ解像度は3倍、約60センチとされる3号機の倍に高性能化した。 一般に約30センチの解像度は地上の車の種類が判別できるレベルとされ、安全保障への貢献が期待される。開発費は324億円、打ち上げ費用は106億円。 情報収集衛星は現在、日中の晴天時に撮影する光学衛星と、夜間や曇りでも撮影可能なレーダー衛星の各2基が稼働中で、地上のどこでも1日1回撮影できる本格運用が行われている。
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日午前10時21分、H2Aロケット28号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。搭載していた情報収集衛星は約20分後、正常に分離され、打ち上げは成功した。衛星は事実上の偵察衛星である「光学5号機」で、地上にある40センチのものまで識別できるとされる。5号機は耐用年数を迎える光学3号機の後継となる。 H2Aはエンジンに点火して上昇を始め、青空に白い煙と爆音を残して飛んでいった。約2分後に補助ロケットを分離、第2段エンジンに点火してさらに加速した。 日本の主力ロケットであるH2Aは、2001年に初めて打ち上げられた。03年に6号機が失敗したが、その後は成功を重ね、打ち上げ成功は22回連続。成功率は96・4%となった。 情報収集衛星は、光学衛星のほか、雲があっても地上の様子を電波でとらえられる「レーダー衛星」があり、それぞれ2機の4機態勢
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