ワシントン(CNN) 米ウォール街で始まった経済格差などに対する抗議デモが全米各地に広がるなか、首都ワシントンで8日、国立航空宇宙博物館へ入ろうとしたデモ隊に催涙スプレーが噴射される騒ぎがあった。博物館は通常より2時間早く閉館した。 同博物館を運営するスミソニアン協会の広報担当者によると、デモ隊は100~200人のグループで、1人が逮捕された。 ワシントン中心部の「自由の広場」にはこの日、アフガニスタンでの米軍事作戦に抗議するグループと、ウォール街発のデモに賛同するグループが集結。その一部が同博物館へ向かった。 同広報担当者によれば、デモ参加者の1人が警備員を壁に押し付けたため、別の警備員が催涙スプレーでデモ隊を排除した。参加者らは、アフガンで使われた無人機が館内に展示されていることに抗議する「非暴力」のデモだったと話している。 同博物館はいったん閉鎖されたが、9日には通常通りの開館を予定