【ソウル=仲川高志】韓国紙、朝鮮日報は23日、北朝鮮西部・平安北道(ピョンアンプクト)の複数の地域で今月14日、電力供給や食料を求める抗議行動が起きたと報じた。 金正日(キムジョンイル)総書記の誕生日(2月16日)を2日後に控え、平壌(ピョンヤン)市内のライトアップのため当局が平安北道への電力供給を止めたことが発端という。 北朝鮮内部の消息筋によると、抗議行動が起きたのは同道定州(チョンジュ)、竜川(リョンチョン)、宣川(ソンチョン)など。住民らが「もう生きていけない。明かりとコメをくれ」などと叫び始め、最終的には各地で数十人規模に拡大した。体制批判を取り締まる国家安全保衛部が調査を始めたという。