来年2月の愛知県知事選に、名古屋市の河村たかし市長と連携して出馬を目指す自民党衆院議員・大村秀章氏(50)(比例東海ブロック)が、自分を応援しない自民党県議に、同4月の県議選で対立候補を擁立する意向であることがわかった。 一方、同党県連は25日、倫理党紀委員会を開き、大村氏の除名を党本部に上申することを正式に決めたが、大村氏は「処分は納得できない」と語り、徹底抗戦する構えだ。 対立候補の擁立は、知事選での支持拡大を図る一方、選挙後の県議会でも主導権を握る狙いがあるとみられ、関係者によると、大村氏は地元・愛知13区(碧南など5市)の会合などで、「自分についてこない県議には対抗馬を立てる」と“刺客”を放つ意向を示しているという。すでに地元市議らに県議選への出馬を打診。自身に同調する自民党県議らによる新会派の設立も持ちかけているという。 河村市長も次の名古屋市議選で、自ら率いる地域政党から多数の