福島第一原発事故後、横浜市立小中学校二十校が保管している放射能汚染を伴う除去物について、市教育委員会は一日の市議会決算特別委員会で、それぞれの学校敷地内の地中に埋める方針を明らかにした。除去物の放射線量が下がった一部の学校は、すでに埋めたという。 市は、対象物から一センチの距離で毎時〇・五九マイクロシーベルトの空間線量が測定された場合を、除染などを行う基準(目安)にしている。二十校では原発事故後、屋上側溝や雨どいの下などで基準を超える数値が出て、砂や落ち葉などの除去物を袋に入れて倉庫などに保管していた。 委員会で市教委側は、事故後三年以上たち、放射線量が低下していることから「線量が目安未満の場合は埋め戻し、十センチの土で覆う。目安以上の場合は水が入らないよう容器に入れ、深さ三十センチ以上の地中に保管する。埋めた場所が分かるように掲示板を設置する」と答弁。健康教育課によると、すでに基準未満の