米マイクロソフトは15日(日本時間)、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」で新たな弱点が見つかったと発表した。ハッカーの攻撃を受ける可能性があり、同社は修正プログラムをきちんと導入するよう呼びかけている。 弱点はウィンドウズのすべてのバージョンで見つかった。攻撃を受けると、パソコンが乗っ取られて情報を盗まれたり、犯罪に使われたりする恐れがある。多くのパソコンは必要なプログラムが自動更新される設定になっているが、設定を切っている場合は、自ら更新作業をする必要がある。 米セキュリティー会社の報告では、親ロシア派のハッカー集団がこの夏、ウクライナ政府関係者らへのスパイ活動に今回の弱点を悪用していたという。