「気球との衝突避け墜落」=ガガーリン死亡で旧ソ連調査委 「気球との衝突避け墜落」=ガガーリン死亡で旧ソ連調査委 【モスクワ時事】人類初の宇宙飛行に成功した旧ソ連のユーリー・ガガーリン飛行士が1968年3月27日、操縦していたミグ戦闘機の墜落により34歳で死亡した事故について、ロシア大統領文書館のステパノフ総務局長は8日、観測気球との衝突を避けようとして急旋回したことが原因だったとの結論を当時のソ連政府調査委員会がまとめていたことを明らかにした。 今月12日のガガーリンの宇宙飛行50周年記念日を前に、ロシア政府は一連の関連文書の秘密指定を解除した。同局長によると、この中の政府調査委の文書は「気象観測気球を避けようとして急旋回したことが事故原因になった可能性が最も大きい。急旋回に続いて危機的な飛行状態に陥り、墜落した」と結論付けていた。(2011/04/08-22:41)