イスラエルとイランは歴史的な敵対関係にあるが、今回の攻撃は、イランによるイスラエルに対する初の直接攻撃である。 イランは、今回の攻撃は4月1日に行われた在シリアのイラン大使館領事部ビルに対する空爆への報復だとしている。 イスラエル軍報道官によると、攻撃には無人機約170機や巡航ミサイル30発以上、弾道ミサイル120発以上が使われた。 イランだけでなくイラクやイエメン領内からも発射された。イスラエル軍は「99%」を迎撃し、弾道ミサイルの一部が着弾したと発表した。 米ABCニュースによると、少なくとも弾道ミサイル9発が着弾し、ネバティム空軍基地など2か所の基地に落下した。輸送機1機や使われていない滑走路などに軽微な被害が出たという。 イスラエルメディアによると、南部では少女がミサイルの破片で重傷を負った。 99%の撃墜率は驚きの数字である。 イスラエルはよく知られた地上発射型の防空システム「ア
中東の緊張が高まっています。イランが13日夜、イスラエルに無人機やミサイルを発射しました。長い対立の歴史がある両国ですが、イランがイスラエル本土を直接攻撃したのは初めてのことです。イスラエル側が報復攻撃に出れば、さらなる応酬につながる恐れも…イランが攻撃を仕掛けたウラに潜む、狙いと本音をひもときます。 両国には45年におよぶ長い対立の歴史があります。イランでは、1979年にイスラム革命が起き、西欧近代化路線を推し進めたパーレビ王朝が倒されました。 その後、イスラム教シーア派による革命政府ができ、反米、反イスラエルの姿勢を強めるようになりました。1948年にユダヤ人がイスラエルを建国した時に故郷を追われたパレスチナ人を解放するため、イスラエルと、その背後にいるアメリカと戦う、というのが彼らの主張です。 パレスチナ自治区ガザ地区を拠点とするイスラム組織ハマス、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒ
イランがイスラエル国内に向けて行った大規模な攻撃。これにイスラエル側が報復攻撃に出るのか、世界が注目しています。 今後について「イスラエルの反撃は?」「中東戦争へ拡大か」「アメリカは止められる?」といった3つのポイントで整理しながら、中東情勢が専門の慶応大学・田中浩一郎教授とお伝えします。 ――まず「イスラエルの反撃」ですが、ネタニヤフ首相は「我々に危害を加える者には誰であろうと反撃する」と発言しています。一方で、イラン側は、「報復があれば次の作戦はさらに大規模なものになるだろう」と警告しています。今後、イスラエルによる反撃は、あるのでしょうか。 慶応大学・田中浩一郎教授 「私はあると思っています。イスラエルは攻撃を受けたりしたら、それに対して10倍、100倍返しをすることで、相手に今後とも、それ以上攻撃させないようにするというある種、非常に強い力と意思を見せることを旨としてきています」
アメリカメディアはアメリカ当局者の話として、イスラエルが19日、イランの施設に対しミサイル攻撃を行ったと伝えました。 ABCなど複数のアメリカメディアによりますと、イスラエルが19日、イランの施設に対してミサイル攻撃を行ったということです。 また、ロイター通信は、イランの通信社が中部の都市イスファハンの北西部の陸軍基地付近で3回の爆発音が聞こえたと報じました。攻撃と関連があるかなど詳しいことは分かっていません。 また、ブルームバーグは、イスラエルからアメリカに対しイランに対する反撃を行うという通告があったと報じました。 イスラエルとイランの間では、まずイスラエルが今月1日、シリアにあるイラン大使館を空爆したとみられ、13日にはイランがその報復として、イスラエルに対し無人機などによる攻撃を行いました。 これを受けてイスラエルは、イランに対する報復を宣言していました。
イランから発射されたミサイルを迎撃するイスラエルの防空システム「アイアンドーム」。4月14日撮影(写真:AP/アフロ) (国際ジャーナリスト・木村正人) イラン国内からイスラエルを攻撃するのは初 [ロンドン発]イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)航空宇宙軍は4月13日、イラン国内からイスラエルへの大規模な自爆ドローン(無人航空機)とミサイルの攻撃を行った。イスラエルの空爆によりシリアで精鋭コッズ部隊の上級司令官を殺害されたことに対する報復だ。 米シンクタンク「戦争研究所」のまとめによると、イスラエルは同月1日、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館につながる建物を空爆。IRGCの対外工作機関「コッズ部隊」の上級司令官モハマド・レザ・ザヘディ准将と部下数人を殺害した。
「イラン製ドローン」が脅威に 低コスト、米技術転用―ウクライナ侵攻 2022年10月27日07時07分 攻撃のためキーウ(キエフ)に現れたドローン=17日(AFP時事) 【イスタンブール時事】ロシア軍のウクライナ侵攻にイラン製とされる自爆ドローンが投入され、ウクライナ側にとって大きな脅威となっている。通常のミサイルより大幅に低コストで、2月に始まった軍事作戦の長期化で「ミサイル不足」も指摘されるロシア軍にとって使い勝手の良い兵器になっているもようだ。 イラン、クリミアでドローン訓練 ロシアのウクライナ攻撃支援―米高官 ウクライナの電力関連施設などを標的としたロシア軍によるドローン攻撃は9月に入ってから活発化。最近の首都キーウ(キエフ)への攻撃でも使われ、多くの死傷者が出た。 識者によると、イランは1980年代に独自の軍用ドローン生産に着手。過去にイラン上空で撃墜した米国製ドローンの技術など
(CNN) イランの首都テヘランで9月に16歳の少女が死亡した事件をめぐり、治安当局が8人を逮捕した。イラン政府系メディアが4日に伝えた。 BBCペルシャ語放送によると、16歳のニカ・シャクラミさんは行方が分からなくなってから10日後に、テヘラン市内の拘置所の遺体安置所で見つかった。 シャクラミさんのおばが9月30日、BBCに語ったところによると、シャクラミさんは現地時間の同月20日午後5時ごろ自宅を出て、同7時ごろまではおばと連絡を取り合っていた。 友人がおばに語ったところでは、シャクラミさんは頭髪を覆っていた自分のスカーフを燃やす様子をインスタグラムに投稿し、治安要員に尾行されていると訴えていたという。 その後、家族とシャクラミさんの連絡が途絶え、10日後に家族が拘置所の遺体安置所で遺体を確認した。 「私たちが身元確認に行ったときは、彼女の体は見せてもらえず、顔だけをほんの数秒、見せら
ロシアはウクライナとの戦争で使用するためにイランから今月入手した同国製無人航空機(ドローン)で「多数の不具合」に直面している。米政権高官が明らかにした。写真はイランでの軍事演習で使用されたドローン。24日入手(2022年 ロイター/Iranian Army/West Asia News Agency) [ワシントン 29日 ロイター] - ロシアはウクライナとの戦争で使用するためにイランから今月入手した同国製無人航空機(ドローン)で「多数の不具合」に直面している。米政権高官が明らかにした。 匿名を条件にしたこの高官によると、米国はロシアが今月に入ってから数日にわたりドローン「モハジェル-6」と「シャヘド」シリーズの引き渡しを受けたと分析。ロシアのドローン数百機取得計画の一環である可能性が高いという。
28日に国営テレビで放送された地下基地内部の様子。正確な場所は明かされていない Iranian Army/WANA (West Asia News Agency)/Handout via REUTERS <基地の正確な場所は公表されていない。記者は現場に到着して、ようやく目隠しを取ることを許可されたという> イランの国営テレビは土曜、空軍の無人機が保管された地下施設内部の様子を放送した。 地下数百メートルのところにある基地には、ドローンが100機保管されているという。映像からは、大きなトンネル内に並んださまざまな型の無人機が並んでいるのが分かる。 イランは1980年代、イラクとの8年にわたる戦争中に無人機の開発を開始した。 取材に応じたアブドゥラヒム・ムサビ司令官は、自軍のドローンについて「間違いなく地域最強」と述べた。 基地はザクロス山脈の中心部に位置するとされているが、正確な場所は明か
1月8日早朝、ウクライナ航空の旅客機がイラン・テヘランのホメイニ国際空港を離陸してから7分後に墜落、乗員乗客176人全員が死亡するという事件が起きた。当初、イラン政府は事故だと主張していたが、11日になってイラン革命防衛隊(IRGC)のサラミ司令官がミサイルで誤射したものと認め謝罪した。 翌12日に米ニューヨーク・タイムズが公表した7分間の再現映像によれば、午前6時12分に離陸した同機は3分後にミサイル攻撃を受けていた。 今回の誤射について、イラン政府はIRGCの精鋭部隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官殺害という米国の行動によって緊張が高まったために起きたと説明している。だが、誤射の犠牲者に多数のイラン人が含まれていたため、イラン国民の怒りは激しく、追悼デモが拡大するなど反政府の動きは本格化している。イラン政府にとって致命的となるリスクが出てきた。 イランを窮地に陥れたグローバルな監視体制
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