EV化が叫ばれても実態は… 現在自動車のEV化の話題が盛んである。とくにヨーロッパは急進的であり、2035年までにHVを含む内燃機関車の販売を禁止する方針を打ち出している。そのためには消費者に買ってもらわないといけないため、各国はさまざまなインセンティブをつけてプラグイン車(EVおよびPHEV:プラグインハイブリッド車)の販売を伸ばそうとしている。 その結果、ヨーロッパでは今年に入って販売の約16%がプラグイン車となっており、純粋なEV(以下BEV)だけで見ると7.6%となっている。ブランド別で見るとフォルクスワーゲン、BMW、メルセデスベンツがプラグイン車販売トップ3だが、BMWとメルセデスベンツは現状ではPHEVが多い。 資料① Are cars cleaner today? 資料② Plugin Vehicles Hit 19% Market Share In Europe In J
土田 陽介 [三菱UFJリサーチ&コンサルティング 調査部 副主任研究員] Aug. 11, 2021, 06:30 AM ビジネス 7,514 「小が大を食う」ということは洋の東西を問わず痛快なことだ。 欧州では電気自動車(EV)の分野でこうした現象が生じている。今年7月5日、小国クロアチアの新興EVメーカー、リマック・グループ(以下リマック)がドイツ最大の自動車メーカー、フォルクスワーゲン傘下のポルシェと合弁企業を設立すると発表した。 新会社の名前はブガッティ・リマック。株式の55%はリマックが、45%はポルシェが保有する。実質的に、リマックがポルシェからイタリア由来の名門ブランドであるブガッティを引き継いだ形だ。 今後、主力の高級車である「シロン」などブガッティ・ブランドの車両は、ブガッティ・リマックからリリースされることになる。 ブガッティは100年以上の歴史を持つ高級スポーツカー
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