「およそ10年ぶりにシンクライアントが再び注目を集めている」。そんな記事を書いてからどれくらいたつだろう。メーカー各社が相次いで新製品を投入し,業界はヒートアップしたかに見えた。しかし導入事例はまだかなり少ない。最近,その事情を改めて実感した。9月13日開催予定の「ネットワーク・ユーザー・フォーラム」の講演者探しに苦労したのである。ベンダーに問い合わせても,ほとんど紹介してもらえる事例が出てこない。セキュリティなどの理由からユーザー企業側が公表を拒んでいることは考えられるが,本格的な導入事例そのものが少ないことは間違いない。 一方,ユーザー・フォーラムの企画を進める中で,シンクライアントの注目度の高さも改めて認識した。集客力がすごいのだ。正直言って,集客にはもっと苦労するかもしれないと危惧していたのだが。 でもそれなら,なぜ導入が進まないのか。理由はいろいろある。よく言われるのは導入コスト
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